▲冷大とり天ちくわ天ぶっかけ(590円)。この画像一枚をもってオレの言いたかったすべてが雄弁に語られてしまうので、あらためて書くまでもないのだが、
毎度おなじみ、五反田の「おにやんま」のとり天ちくわ天ぶっかけである。
一昨日、昨日と二日続けて五反田で用事があったので、
オレは当然「おにやんま」に行き、計三杯のとり天ちくわ天ぶっかけを食べた。
他にも温かいうどんもあるし、肉うどんや海老天その他の天ぷらもあるのだが、やはりこればかり食べてしまう。
なにしろ、食券機の最上段にこの「冷とり天ちくわ天ぶっかけ」のボタンがあるというのが大きい。
他のメニューに挑戦してみようと思っても、このボタン(他のボタンよりも大きく作られている)を見ると、
反射的に「うまいし、今回もこれでいいや」と思ってこれを押してしまうのである。
おそらく、このメニューが店側としても一番出しやすいのだろう。
この店は、壁(窓)となっている入口側を除く三方がカウンターだ。
つまり、店員は四方を囲まれた状態で、
終始絶えない客にひっきりなしにうどんを提供し続け、また食べ終わった食器を下げ、次の客にうどんを提供し...
という過酷かつ見事な仕事を提供している。
その状況下では、店員も手間がかかるメニューよりもすぐに出せるものを注文される方がありがたいはずだ。
そのため、すぐに出せるメニューのボタンを最上段に配置することで、効率化を図っていると思われる。
その証拠に、ボタンが最上段にあって大きいのは「冷」の「とり天ちくわ天ぶっかけ」のみで、
「温」の「とり天ちくわ天ぶっかけ」のボタンは、下段に小さく存在するだけだ。
流水で冷やしている麺をそのまま水切りして出せ、かつ客の完飲率も高い(つゆが熱くなく、また量も少ない)ぶっかけの方が、
早く出せる上に片付けも楽なのだろう。
また、カウンターの内側を見る限り、とり天とちくわ天は他の天ぷらよりも多めに揚げてある
(この時点で、店側がこの二つが多く出ることを見越しているのがわかる)ので、
店員は肉や海老天を用意せずにそれを乗せるだけでよく、効率もいい。
そして、何よりもうまいので、客はオレのようにまた次も「冷とり天ちくわ天ぶっかけ」を注文することになる。
これらのことから、もちろん「冷とり天ちくわ天ぶっかけ」が人気メニューなのは紛れもない事実だろうが、
明らかに上記のような計算がされているということがわかる。
そして、オレはそのことに気付きながらも、今回もまた「冷とり天ちくわ天ぶっかけ」だけを食べてしまった。
うまいのだから、どうしようもないのである。
【今日のまとめ】
あわよくば肉うどんと同時に食べたい。というわけで。
- 2017/03/09(木) 20:35:50|
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