怠惰と汗と現実と

キムラヤスヒロ(鳩)公式ブログ

馬が死ぬのは悲しい

競馬を見ていると、レース中に馬が故障し、そのまま馬運車で運ばれて安楽死となったり、
ひどい場合はその場で横たわってそのまま死亡するという場面に遭遇することがそれなりにある。
そういう時、観客の反応はさまざまだ。

故障した馬は気にせずにレースの推移を見守る人もいれば、
レースそっちのけで故障した馬や落馬した騎手の心配をしたり、涙ぐむ人もいる。
ひとまず結果を気にしつつもレース後に馬を心配する人もいれば、
レース後でもまったく気にしない人など、いろいろなファンがいる。

それは各自がどこに力点を置いて競馬を見ているかの問題なので、何が正解という話でもない。
金がかかっているのだから結果が気になって当然だというのも正しいし、
サラブレッドは経済動物なのだからそれも運命であって特別悲しむことではないというのも正しい。
他方で、好きな馬が死にかければ悲しいのは当然だというのも正しく、
競馬はブラッドスポーツなのだからその血が後世に受け継がれなくなることを悲しむのもまた正しい。

どれも正しいので、誰がどう感じようとオレはどうでもいいが、
ことオレはというと、レースの結果はひとまず気にするが、その後に故障した馬が心配になるパターンだ。
オレは特定の馬を応援することはほとんどしないが、
それでも馴染みのある馬が死んだり大怪我をするのはやはり悲しくなる。
騎手や調教師など、関係者の鎮痛な表情を見ていると余計に辛くなるものだ。

上にも書いたが、競馬はブラッドスポーツだ。
日本の近代競馬は、元々は軍馬育成のために始まった。
強い馬の子供を残して種を選別し、優秀な軍馬を作るのが目的だったから、
極端な話、競走馬は子孫を残すことにだけ意味がある。
重賞レースなどで、それまでに重賞を勝つなどして活躍した馬が骨折して死ぬケースはそれなりにあるが、
それは競馬の目的を果たせないことになるし、
何より、自分が昔見ていた馬の子供が競馬場で走るのを見るという、競馬ファンの特権が失われるのが悲しい。
その意味では、「競馬はギャンブルで競走馬は経済動物だから馬の故障はどうでもいい」という話も本末転倒な気がする。
競走馬がみんな死んでいなくなれば、ギャンブルの対象となる競馬も行えなくなるからだ。

もっとも、それはあくまで血が繋がらなくなることへの悲しみだ。
オレはそもそも死というものをあまり悲しまない。
競走馬でなく人の死でも、オレはあまり落ち込んだことがない。
死は避けられないものだし、生きていれば誰かの死を目の当たりにすることは当然のことだからだ。
人も馬も、ただ運が悪いというだけで死ぬことがある。
だから、オレは好きな馬が死んでも競馬をやめることはない。

【今日のまとめ】
現地で見ているか否かでもまた異なる。


というわけで。
  1. 2017/01/28(土) 22:39:14|
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