怠惰と汗と現実と頻尿の罪悪感

キムラヤスヒロ（鳩）公式ブログ

頻尿の罪悪感

オレは頻尿だ。
家にいる時は30分に1回、そうでない時は1時間に1回はトイレに行きたくなる。
なぜ家にいる時のほうが近いのかはよくわからないが、
きっと、家で酒を飲んだ時のほうが酔いが回るのが早いのと同じだろう。
気が緩んでいるのだ。

では1時間を超える予定や仕事の時はどうしているのかという話になるが、当然、我慢している。
学生時代、90分あった講義は毎回尿意との戦いだったし、
今でも電車での移動(オレは都内に出るのに最低でも1時間は要する)や、映画を観る時にはそれなりの決意を要する。
ちなみに、1回の量が少ないかというとそんなこともない。
明らかに収入よりも支出のほうが多いように思えるのだが、その水分はどこから来ているのか毎回不思議に感じる。
以前、実験のつもりで全く水分を摂らずに過ごしてみたことがあったが、
それでもトイレに行く頻度はほとんど変わらなかったし、出る量もほとんど同じだった。

ときどき、全くトイレに行かないという人がいる。
膀胱の容量が大きいのか、長時間外出していても少しもトイレに行かないのだ。
頻尿のオレも大概とはいえ、そういう人もどこかおかしいとオレは思うのだが、
ともかく、オレはそういう人に申し訳なく感じる。
どうも、トイレに行くことでその人の時間を奪っているような気持ちになるのである。
しかし、なら行かなければいいというわけにもいかないので困りものだ。
おそらく、この罪悪感は、頻尿の人間がひとしく感じているもののように思われる。

トイレはお手洗いや化粧室でもあるので、
できれば、そういう人も、手を洗うとか化粧を直すとかで、
数時間に一度でもいいからトイレに行ってくれればいいとオレは思う。
そうしてもらうことで、頻尿の人は罪悪感から解放されるのである。

【今日のまとめ】
寝ている時だけ我慢できる謎。

というわけで。