鳥インフルエンザのニュースをよく目にする。
海外では人間に感染し死に至った例もあるようだが、基本的に人間には感染しないようなので、あまり気にしていない。
気になるのは、ニュースの見出しで平然と「鳥インフル」と略されていることだ。
インフルエンザを「インフル」と略すのは口語ではよくあることだが、今やニュースでも使われているのである。
そもそも「インフルエンザ」を「インフル」と略すのは、
多くの人が「インフル・エンザ」と無意識に頭の中で区切っているからだと思うが、むろんそんな区切りはない。
英語圏では「flu」と略すそうだが、これは音節と一致するのでさほど違和感はないのと対照的である。
かつてファレノプシスという競走馬がいたが、
新聞の見出しで大きく「ファレノ優勝」などと書かれていたことがあった。
Phalaenopsis で「胡蝶蘭」の一単語だが、何となく「ファレノ・プシス」という区切りが記者の頭の中にあったのだろう。
オレも昔「プエルトリコ」を「プエル・トリコ」だと思っていたことがあったが、
これも頭の中で勝手に区切ってしまっていた結果だ。
こういう意味不明な区切りとそれによる意味不明な略語を使ってしまう恥ずかしさを避けるには、省略しない以外にない。
だからオレは極力略称というものは使わないようにしている。
【今日のまとめ】
「せざるを得ない」のアクセントが変な人も何だか怪しい。
というわけで。
- 2017/01/06(金) 23:06:22|
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