今年は国内外問わず、数多くの有名人の訃報を目にした。
今年だけ取り立てて多いというわけではないだろうが、亡くなった人々の名前のインパクトがそう感じさせたのだろう。
この一週間だけでも、音楽や映画に疎いオレでも名前や出演作をよく知っている歌手や名優が数人亡くなっている。
オレは、この手のニュースを目にしたとき、悲しいというより、怖いという気持ちになることが多い。
死は、決して他人事ではないからだ。
老衰で死ぬことはないにしても、オレだって病気や事故で近いうちに死ぬ可能性はゼロではない。
そう思うと、オレも同じように死ぬかもしれないという恐怖に襲われ、とても悲しむ余裕がないのだ。
人間は簡単に死ぬ。
どんなに元気な人間でも、急に歩道に自動車が突っ込んできたり、頭上から鉄パイプが落ちてきたりすれば一瞬で死んでしまうのだ。
しかも、そうした事故で死ぬ場合、元気なオレでも年内に死ぬ可能性さえある。
死は他人事ではない。
オレは別に、いつ死んでもいいように備えておくべきだとか、身辺整理は定期的に行おうとか、そういうことを言いたいのではない。
ただ、「人間は簡単に死ぬ」という事実を忘れないように努めないと、
いつのまにか他人の死が文字通り他人事になり、悲しんだりしてしまうのだ。
悲しむなとは言わないが、ただ悲しんでいる奴はバカで、同時に恐怖しないといけない。
【今日のまとめ】
祖父が92歳になった。というわけで。
- 2016/12/30(金) 20:00:00|
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