今日は競馬の香港国際競走があり、サトノクラウンとモーリスがそれぞれ香港ヴァーズと香港カップを優勝した。
もっとも、それだけであれば例年と同じであり、そこに日本馬が出走したり勝利したりすることも毎度のことだ。
今年が去年と違ったのは、国内で馬券が販売されたという点である。
去年までも(もしかしたら今年も)ブックメーカーで購入していた人もいるかもしれないが、
今年からは、凱旋門賞を皮切りに、JRAが公式に日本馬の出走する海外主要レースの馬券を売っているのである。
オレは海外ブックメーカーに対する日本国内での法的位置付けが気になり手を出していなかったが、
JRAが売るのだから買わない手はない。
4レースとも少額ながら購入し、これまた少額であるがプラスになった。
馬券を買って海外のレースを観戦できるようになったのは嬉しいことではあるが、
反面、レースの見方が変わってしまったなとも思う。
これまでは、海外のレースでは純粋に日本馬を応援することができたが、
やはり、馬券を買ってしまうと、自分が馬券を買った馬の位置しか見えなくなるのである。
モーリスのように馬券的にも外せない日本馬であれば別だが、
その他の、正直に言って厳しいだろうなと思う日本馬については、
レース中にそのポジションを確認している暇などないのである。
オレは、馬券を買わない純粋な競馬観戦というのも有りだと思っている。
それは、すべての馬の位置取りを客観的に確認し、どの馬が勝っても素直に賞賛できるからだ。
馬券を買うと、買った馬が3着以内に来るかどうかしか目に入らなくなるし、
馬券を買っていない馬のことなど一切気にできなくなる。
やはり、競馬は、馬券を楽しむかレースを楽しむかの二択なのだ。
それを両立できる人もきっといるのだろうし、そうした人が馬券の上手い人なのだろうが、
あいにくオレはそれができないので苦労してしまう。
【今日のまとめ】
数字を叫ぶおじさんにだけはならないように気を付ける。というわけで。
- 2016/12/11(日) 23:00:00|
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