ネット通販の普及により書店が苦戦を強いられ、その数が減少しているという話は数年前から何度も耳にする。
またそれは憶測ではなく実際のことで、中規模以下の書店が閉店したり、売り場が縮小している様子を目にすることも増えた。
オレも「たまにはAmazonではなく書店で本を買おうか」と考え、書店に足を運ぶこともあるのだが、
多くの場合、オレが求めている本は地元の書店には置かれていない。
その結果、結局Amazonで注文することになり、余計にネット通販と書店の差が開く結果となる。
書店で注文することももちろん可能ではあるが、
雑誌などの場合、現時点で在庫のないものが書店からの注文で手に入る可能性はあまり高くない。
書店からの連絡を待っている間にネットで在庫が切れ、その挙句に書店から「入荷できなかった」と連絡が来て、
結局その雑誌を買うことができなかった経験もある。
オレは書店を保護したいのではなく本を読みたいだけなので、
書店には悪いが、より確実に本を読むことが可能なネット通販を利用するのは、致し方ないことだ。
もっとも、新品を扱う書店が減少しても、印刷書籍が流通している以上、古書店の需要はあまり低下しない。
Amazonマーケットプレイスなどで中古の本を買った時、
その発送元が地方の小さな古書店であるということは比較的多い。
電子書籍のシェアが増えた結果、印刷書籍の流通量が減少し、それにより影響を受けることは当然あるだろうが、
古書が消滅することはないので、それを扱う古書店はいつまでも必要だ。
この先Amazonが独自かつ大規模に中古の本を扱うようになれば話は別だが、
ブックオフがこれだけ全国に存在してもなお古書店がなくならない現状を見れば、
やはり、特に昭和時代の本などを買う場合には、古書店は常にその受け皿であり続ける。
書店はなくなるかもしれないが、古書店はなくならない。
それがオレの考えかつ希望であり、そして純然たる現実だ。
【今日のまとめ】
ハトロン紙の良さ。というわけで。
- 2016/11/18(金) 20:00:00|
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