「失敗は糧になる」とか、「失敗したことのある人間は強い」などと言われることがあるが、
明らかに、失敗したことがない人間や、
失敗したことはあるがその回数が少ない人間の方が強いし凄いに決まっているとオレは思う。
失敗は人を消耗させる。
それは成功さえしていれば起こらなかった消耗だから、「無駄な消耗」の一種だ。
失敗によって精神に傷を負ったり、時に自殺してしまう人もいる。
たとえ精神が強い人でも、失敗して何もマイナスの感情を感じないという人はいない。
失敗は、人生において明らかにマイナスだからだ。
「失敗は糧になる」とか「失敗したことのある人間は強い」というのはすべてが間違ったことではないが、
それはあくまで解釈による結果だ。
すなわち、マイナスである失敗から少しでも正のフィードバックを得ることで、
マイナスだけを受け止めて精神に傷を負ったり自殺することなく次に繋げるための便法である。
繰り返しになるが、それはあくまでマイナスの中から少しでも使えるものを拾っているにすぎないから、
あえて失敗しにいくことは損失が圧倒的に多いし、成功と比較した場合のリスクも計り知れない。
結果的に失敗してしまうということは人生においては避けられず、
また、自分の側に失敗の要因がないのに、失敗の結果だけを負わされるということも多い。
だが、失敗はマイナスで、それが死につながる危険性も秘めている。
明らかに、成功した方がいいに決まっているし、基本的には成功しなければ先に進むことはできない。
少なくとも、「失敗しても糧になるから構わない」というスタンスで生きている人間は、
これからの時代、もう長くは生きられないだろう。
【今日のまとめ】
もっとも、何が失敗かという定義付けもそれ自体難しい。
というわけで。
- 2016/11/12(土) 23:15:03|
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