スマートフォンで簡単に現在時刻が分かる世の中だが、
オレはいまだに腕時計を着けていないと落ち着かない。
高校に入った時に父親に買ってもらったシチズンの電波時計をずっと使ってきたが、
少し重く、またアナログ時計であって瞬時に正確な時刻が分からないこともあるので、
もうひとつ、デジタルの腕時計を買ってみることにした。
しかしそれは立派な高級時計でも何でもなく、
Amazonで1500円で売っているカシオのデジタル時計である
(オレが買ったモデルは海外仕様の輸入品なので1500円だったが、国内仕様は1000円以下で買える)。
「チープカシオ」の俗称で知られるF-91Wというモデルだ。
ソーラー式でもなく電波時計でもない、ボタン電池式のデジタル時計だが、
月差±30秒と比較的精確だ。
何より時刻合わせが容易なので、使う時に電波時計や時報で秒を合わせていけばまったく問題ない。
電池寿命は7年だというが、先日の海外のニュースでは20年間庭に放置されてまだ動いていたという。
アルカイダが時限爆弾用に使っていたという話もあり、
それだけ、安価でありながら精確で強靭だということだろう。
そして何より軽量だ。
プラスチック製なので重みがほとんどなく、先日など、着けてくるのを忘れたかと思ったほどだ。
生活防水なので手も洗えるし、着けていて不快感が全くない。
また、デザインが良い。
1991年の発売からまったく変わっていないそうだが、その古臭さ、90年代感がかえってかっこいい。
世界中どこでも手に入るというのも魅力だ。
オレがiPhoneが好きなのは、それが特定の国に限定されずにあまねく使われているからだが、このF-91Wもまさにそうだ。
良いもの、気に入ったものが必ずしも高価なものだとは限らない。
そういうことをあらためて教えてくれるのがこのチープカシオだ。
【今日のまとめ】
バックライトの見にくさも愛嬌。というわけで。
- 2016/11/10(木) 13:18:32|
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