コミックビームの編集長のインタビューがWeb上に掲載されていたが、
その中で、「単行本だけを売った方が黒字になりやすいのになぜ雑誌を出すのか」という話になっていて、
編集長は「締切がないと作品が出てこない」と答えていた。
これは完全にその通りだと思った。
人間は基本的に締め切りがないとアクションを起こせない。
たとえ金がもらえるものでも、締切が設定されていなければ腰が上がらないし、
「もう少し粘ればもっといいものが作れる」などと考えてしまって、結局いつまでも仕上げられない。
仕事に限った話ではなく、趣味でもそれはほとんど同じだ。
オレはこのブログを事実上毎日書いているが、
もし毎日書くと決めていなかったら、
「今日は面倒なので書かない」「もう少し温めればいいものが書ける」などと色々と理由をつけて書かないだろう。
メールマガジンについてもこれまでの59ヶ月は全て月末配信という締切を守ってきたが、
もしそれがなければ、今頃10号も満足に配信できていたかわからない。
実際、オレがこれまで手を出してきた色々なコンテンツにおいて、
締切を設けなかったがゆえに放置状態となったり、事実上終了したものも多い。
そしてそれはオレに限った話ではないということは、
ネット上に数多く存在する、しばらく更新されないまま放置されたブログやWebサイトを見れば明らかだ。
早く出せれば適当なもので構わないというわけではないが、
締切の範囲内で完成させるという妥協がなければものは完成しない。
そして、得てして、ダラダラと締切なくして完成させたものよりも、
締切に合わせてギリギリで作ったものの方が出来がよく評価も高いということはよくある話だ。
それを自分で設定するか他者に任せるかはさておき、ものづくりにおいて締切は何よりも重要なことだ。
【今日のまとめ】
極めて自戒。
というわけで。
- 2016/10/15(土) 16:53:04|
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