同じ映画を短期間で二度三度観るという行為は、ここ最近ではかなりメジャーになっていると思われる。
SNSなどを見てもそのことを報告する書き込みは多く、
同じ映画を複数観る行為は、必ずしもシネフィルだけのものではなくなっている。
初回上映から数年後に再上映やテレビ放映が行われた際に再度観るという人は以前から多くいただろうが、
このように初回の上映期間中にシネフィルでない一般人が同じ映画を複数回観るというのは、
統計を確認したわけではないが、ここ最近になって起き始めた事象だろう。
同じ映画を複数回観ることに良いも悪いもない。
観たければ何度でも観に行けばいいし、一度でいいと思えばもう観なくていい。
たとえ一度で内容を理解できなかったとしても、もう一度観て理解しなくてはいけないという義務は観客にはない。
理解したいと思えばまた観ればよいのだが、
「もう一度観て理解したい」と観客に思わせるのも作り手の能力の一端なのかもしれない。
他方で、「もう一度観たい気持ちもあるが、一度目の新鮮さと余韻を味わいたいので、しばらくは観たくない」
という感情が湧く映画も、オレは良い映画だと思う。
最近オレが観た映画では「シン・ゴジラ」と「君の名は。」がまさにそれで、
良い映画だったゆえに何度も観たくない、という一見して相反する感情が湧いた。
作り手からしてみればそれはありがた迷惑なのかもしれないが、オレにとってそれは最大級の賛辞でもある。
【今日のまとめ】
「聲の形」は信者なので複数回観そう。
というわけで。
- 2016/09/15(木) 20:29:03|
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