<うどんそば自販機>老朽化…50円値上げ|河北新報秋田港近くにあった「佐原商店」の閉店を機に付近の道の駅へと移設された富士電機のうどん・そば自販機だが、
価格が50円上がったことがニュースになっていた。
原料費の問題はもちろん、機器の保全の手間を考えれば仕方のないことで、誰も反対はしないだろうと思うのだが、
おそらくそう簡単にはいかないからニュースになったのだろう。
オレのような近所に自販機コーナーのない人間は、「聖地巡礼」のような気分で、イベント的に自販機コーナーを訪れる。
だから値段が多少高くてもかまわないし、何なら、維持費の募金代わりにうどん一杯500円でもいいと思うくらいだ。
だが、そうして「巡礼」した際に必ずと言っていいほど遭遇するのが、
そうした自販機でうどん・そばやトースト、ハンバーガーなどを購入する地元民と思しき人々である。
彼らは、自販機の物珍しさでそれらを買うのではなく、純粋にうどん・そばやトースト、ハンバーガーを食べたくて買っているのだ。
自販機コーナーの売上の多くは、
数ヶ月や年に一度しか訪れないマニアではなく、そうした地元民により賄われていることは想像に難くない。
値上げは仕方のないことで、もちろん彼らも反対はしていないだろうが、
それでも、値上げはこうして地方紙で発表されるレベルのシビアな問題なのだ。
うどん・そばやトースト、ハンバーガーの自販機に入っている食べ物は、
必ずしも、冷凍食品自販機のそれのように自販機のために製造されたものではない。
麺やつゆ、パンなどは設置店舗独自のものなので、
言ってしまえば、普通のうどん・そばやトースト、ハンバーガーが自販機から出てくるという、ただそれだけなのだ。
マニアはただそれだけのために聖地を純粋するが、
地元民からすれば、むしろただそれだけだからこそ、自販機であろうが何であろうが、うまいから普通に買うのである。
自販機うどんの値上げは、地元民にとっては食堂のうどんの値上げと同じレベルの問題なのである。
【今日のまとめ】
思い出のドライブインダルマ。というわけで。
- 2016/09/03(土) 20:00:00|
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