オレは、地産地消という考え方には割と憧れるほうだ。
地元で作った作物を食べ、地元の名物を愛し、地元商店の商品を生活に用いるミニマルなスタイルは、
単なる精神論的な温かみにとどまらず、地に足が着いていて物流のトラブルにも左右されにくい合理的なものだ。
だが、実際にそれができるかというと難しい。
スーパーで売られている野菜は地元産でないことがほとんどだし、名物も贈答品の類を除いて特にない。
個人商店もほとんど淘汰されていて実用性がないので、上に書いたような地産地消はオレの済む地域では困難なのだ。
だが、よく考えると、部分的にではあるが、オレは地産地消を無意識に行っていたことに気づく。
オレはドリトスというスナック菓子が好物でよく食べているが、
それを製造するジャパンフリトレーの工場は古河にあるとパッケージ裏面に記されている。
オレは古河で作られたものを古河で消費していたのだ。
スナック菓子は嗜好品であって生活の外縁にすぎないが、紛れもない地産地消の一端だ。
そのほか、山崎パンの工場も古河にあり、近隣エリアの山崎パン製品はそこで作られているから、
これまでにオレが山崎のパンを食べてきた行為の多くは、図らずも地産地消だったことになる。
このように見てくると、地産地消というのは、実は無意識のうちに誰しもが一定程度行っていることで、
憧れを抱いたり、小難しく考える必要もないことなのかもしれない。
【今日のまとめ】
鮒甘露はいまだに苦手だ。というわけで。
- 2016/08/01(月) 23:38:00|
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