オレは漫画喫茶に行ったことがない。
不特定多数の人が触った漫画を読むことに、何となく嫌悪感を覚えてしまうからだ
(もちろん漫画喫茶が単に漫画を読むためだけの場所でないことは理解しているが)。
同じ理由で、オレは図書館も苦手だ。
貴重であったり高価であったりして手に入らない本はさすがに図書館を利用して読むしかないが、
できるだけオレは買って読むようにしている。
もっとも、オレは潔癖症というわけではない。
電車の吊り革など、漫画喫茶や図書館の本以上に不特定多数の人が触っているであろう物は普通に触れるし、
何より、古本屋は平気で利用している。
漫画喫茶や図書館の本と古本屋の本の違いは特になさそうだし、
オレも具体的にどこが違うのか自分でもわからないが、とにかく平気なのだ。
要するに、機械的に線引きできる感情ではないということだ。
もっとも、平気とはいえ、やはり不特定多数の他人が触っていない本のほうがいいに越したことはない。
その点において、電子書籍は完璧といえる。
出版社や製本所の、書店の人間すら触っていない、完全にオレだけが触れるのが電子書籍だ。
セールなどを使えば古本屋と変わらない価格で新品を買えることも多いので、
電子書籍を選択しない理由が基本的にない。
とはいえ、オレは必ずしも電子書籍を崇拝しているわけではない。
参考書にはラインを引いたり書き込みをしたいし、
雑誌は適当にパラパラとめくりたいし大判がいいので、それらは紙の方がいい。
だが、ライン引きや書き込み、パラパラとめくる作業が紙と遜色なく行える軽量で大判のデバイスが、
近い将来に登場しないとも思えない。
そうなれば、オレが最終的に電子書籍しか利用しなくなる可能性はきわめて高いが、
それを「味気ない」「冷たい」などと感じる人間は、その無駄な消耗によって淘汰されていくとオレは思う。
【今日のまとめ】
さすがにOasisにはまだ手が出せない。というわけで。
- 2016/07/15(金) 22:19:43|
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