京都鉄道博物館を後にし、バスで京都駅に戻って別路線のバスに乗車。
黒谷にある浄土宗の本山、金戒光明寺へ向かった。

この御影堂をはじめ、「怪奇大作戦」の第25話「京都買います」のロケ地になっていたスポットが多く存在する。
「京都買います」には他の寺社も数多く登場する上、ものの数秒しか映らないシーンもあるので、
その一つ一つの具体的な場所までを特定するのはにわかファンのオレには難しかったが、
その雰囲気は充分に楽しむことができた。
この金戒光明寺の見学を終えた時点で、帰るまでにまだ2、3時間ほど余っていた。
駅に戻って時間を潰すのも良かったが、この日は天気も良かったので、もう少し適当に回ってみることにした。
とはいっても特に宛てもなく、適当に「京都 鳩笛」でGoogle検索してみた。
そういえば、オレは鳩笛が欲しかったのである。
鳩笛は神社で売っていることが多いのだ。
検索した結果、1時間足らずで行ける「三宅八幡宮」という神社が鳩笛で有名だということが分かった。
月曜であったこの日に鳩笛が買えるかどうかは分からないが、行くだけ行ってみることにした。
宝ヶ池通りのバス停で下車し、叡山電車沿いに歩くこと10分ほど。
目当ての三宅八幡宮が見えてくる。

何の変哲もない普通の八幡様の鳥居だが、その横に見えるのは、


なんと狛犬ならぬ狛鳩(「狛」は犬という意味なので厳密には間違いだが)である。
石清水八幡宮や鶴岡八幡宮が鳩を崇めていることは有名だが、この三宅八幡宮もそうなのだろう。
というより、前者より崇拝のレベルが高い。

参道にある茶屋には、「鳩餅」の看板が。
閉まっていたたため食べることはできなかったが、検索すると画像が出てくる。なかなか美味しそうな米のお菓子であるようだ。
▲地味にスズメも。

境内では鳩の餌が売られていて、それを目当てに多くの鳩が集まってきている。
境内の構造物や提灯など、あらゆる場所に鳩のモチーフが見られるのが素晴らしい。

鳩みくじ(300円)はかわいい陶器製の鳩の中におみくじが入っている。
幸運にも大吉を引くことができた。

そして目当ての鳩笛(1100円)も無事に買えた。
少し怖い顔立ちだが、慣れてくると愛嬌がある。
安い鳩笛は音がかすれたりロングトーンが続かないことも多いのだが、この鳩笛は驚くほど雑みのないクリアな音が簡単に出る。
伊達に「京都 鳩笛」で検索して真っ先に出てくる鳩笛ではない。
この三宅八幡宮は小児の虫除けや安産祈願で有名なようで、まだ子供のいないオレにはあまり縁がないが、
将来そういう機会があるかもしれないので、一応拝んでおいた。
まったく寄ることを考えておらず、検索するまでその存在すら知らなかったこの三宅八幡宮だが、
とにかく鳩づくしで、今回の旅の中で最も印象に残ったスポットと言っても過言ではない。
次回もまた訪れたいし、その際にはぜひ「鳩餅」を食べたいところだ。
バスで国際会館駅まで行き、地下鉄で京都駅まで戻る。
駅ビルで二度目の「武豊展」を堪能し、新幹線で東京へと戻って帰路についた。
先日も書いたが、今回の旅行は、
・初のキャビンタイプのホテル
・旅先での二日酔い
・路線バスの積極的な利用
・場面での行動
・コンビニの不使用
など、これまでと少し違った、経験値を高めてくれる旅行だった。
それでいて満足度は高く、ケチをして不快になったという点もなかった。
次はどこに行くか分からないが、またこういう旅ができればいいなと思う。
【今日のまとめ】
ぷらっとこだまのグリーン車はケチらない方がいい。というわけで。
- 2016/06/11(土) 21:14:23|
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