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キムラヤスヒロ(鳩)公式ブログ

古いカラー写真の新しさ

Twitterにリツイートで流れてきた1940年代の表参道の同潤会アパートの写真が気になってからというもの、
その画像の元サイトを昨日からずっと眺めている。

The Oliver L. Austin Photographic Collection

鳥類学者のOliver L. Austin氏が連合国統治下の日本で1946-1949年に掛けて撮影した写真のアーカイブで、
752枚もの写真を見ることができる。

単にその時代の写真というだけであれば、貴重とはいえそこまで珍しいものではないかもしれないが、
彼のアーカイブはそれが全て、当時は少なかったであろうカラー写真であるというのが凄い点である。
多くの写真はなぜか逆版となっている
(写り込んだ看板などの文字から確認できる。
英語の看板も多いので、必ずしも日本語が読めず気付けなかったという理由ではなさそうだ)が、
いずれも画質は鮮明で、古い光景なのだが古臭さはなく、
まるで昔を再現したドラマを見ているような矛盾したリアルさを感じる。

氏の専門である鳥類の写真ももちろん多いが、風景や神社仏閣、町並みの写真がとりわけ豊富である。
中には「Akihito」と題された、今上天皇の若かりし頃(撮影時期からして10代だろう)と思われる写真さえあり、
氏のポジションの高さが推測できる。

オレもまだ全ての写真を見た訳ではないのだが、面白かったのがこの紀伊國屋書店らしき建物の写真である。
いくら70年近く前とはいえ現在の新宿とは町並みの様相が違いすぎるため、別の場所かとも思ったのだが、
別サイトでファサードが全て映っている写真を発見し、やはり新宿の紀伊國屋書店であると確定した。
おそらくこの時代の紀伊國屋書店の建物がカラーで収められた写真は、これ以外に存在しないだろう。

その他、浦和近辺と思われる埼玉県の田園風景や、廃止された北海道の国鉄苫前駅の写真など、
資料的価値の高い画像ばかりで、見ているだけでも楽しめる。

これは映像についても言えることだが、画質が鮮明だと、古いものでも不思議と古さを感じない。
古さというのは、被写体の外観よりも、映像や写真そのものの古さに対して覚える感覚なのかもしれない。

【今日のまとめ】
神社などはカラー写真で見ると全く今と変わらない。


というわけで。
  1. 2016/05/23(月) 22:59:07|
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