昨日は「大清水」のことを書いたが、
「大清水」で思い出すのが、昔の特急や新幹線の車両内に設置されていた自動販売機のことだ。
JR東日本の車両内に置かれた多くの自販機が、大清水ブランドのロゴが入ったものだった。
覚えがない人は、「電車 車内 自販機」などで画像検索すれば、具体的な写真を見ることができる。
車両内のスペースを効率的に利用するため、筐体は一般的な自販機よりも細長く、
物によっては商品も4種類程度しか入らない場合があった。
販売される飲料も細長い缶のものが多く、「大清水」もそうだったが、190ml缶や250ml缶がよく売られていた。
車庫に入れている最中には自販機も停止してしまうため、保温が難しいからなのか、
冬季でも冷たい飲料しか売っていない自販機も多かった。
かつてキハ183系の「サロベツ」に設置された自販機で缶コーヒーを買ったが、
ほとんど冬の吹雪の中を稚内へ向けて走っていく列車なのに、冷たいものしか売っておらず、一瞬躊躇したものだった。
しかし、「列車の中で飲み物が買える」という体験は、やはり楽しい。
車内販売も良いのだが、好きなタイミングで気兼ねなく買えるというのがやはり気楽だ。
もっとも、これはオレが自販機が好きだからなのかもしれないが。
今は乗車前に飲み物を買う人が多くなり、また自販機の補充やメンテナンスも大変なのか、
車内の自販機はほとんど無くなってしまった。
コストを考えれば「残してくれ」とはなかなか言えないが、やはり寂しさはある。
【今日のまとめ】
北斗星ロビーカーの思い出。というわけで。
- 2016/05/09(月) 14:45:57|
- 自販機
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