▲天ぷらそば・400円。
今年も例によって柴又へ行く用事があり、その際に形成高砂駅ホームの「都そば」で天そばを食べた。
階段下の狭いスペースを効率的に利用した店内は、5人も入れば満杯になる程度の広さしかない。
店員のおばさんに直接注文し支払うシステム。
注文するとすぐ下茹でされた麺をテボで湯切りし、熱いつゆに入れて出してくれる。
当たり前だが、実に手慣れていて速い。
この高砂駅の駅そばが不思議なのは、やたらと美味いということだ。
麺はいかにも駅そば用のそば粉の割合が低い麺で、天ぷらは明らかに機械で成形された真ん丸のもの。
こういうそばに味の期待ができないのは、JRの駅によく入っている立ち食いそば屋を考えればすぐわかる。
しかしこのそばは美味い。
麺はやや硬めで食べやすく、天ぷらも春菊がいいアクセントになっている。
そしてつゆはすっきりした醤油味で、変な甘ったるい後味がない。
どこにも凝っている要素はないのに、不思議なほど満足感が高い一杯なのである。
もっとも、頻繁に食べていたらそうは感じず、単なる平凡な駅そばとしか思わないかもしれない。
年に一度だけというそのプレミアム感が、美味さを増幅させてくれるのだろう。
【今日のまとめ】
京成の駅の雰囲気は好きだ。
というわけで。
- 2016/05/02(月) 23:18:21|
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