オレはあまり人の死で悲しんだり落ち込んだりしない方だが、
プリンスが死んだという今朝のニュースには、自分が想像していた以上に驚いた。
何故だろうかと考えたが、それは、オレがプリンスに対して、不老不死のようなイメージを抱いていたからだと思う。
彼はあまり若い頃から見た目が変わっていないし、声も50代のそれという感じはしないので、
実際に不老不死ということはないにしても、70歳くらいまではそのままの見た目でいるのだろうなと思っていた。
それが57歳で突然に死んでしまったので、オレは驚いたのだ。
オレはプリンスのアルバムを全部知っているわけではないし、
あまり知ったようなことを書いても詳しい人に叩かれるだけだから、そういうことは書けない。
だが、オレはプリンスの「The Everlasting Now」がとても好きで、一時期そればかり聴いていたので、
その曲に関しては思い入れがある。
学生の頃、ある先輩が「これは聴いておけ」と言って渡してくれたプレイリストに、その曲が入っていた。
オレは恥ずかしながら、プリンスはそれこそパープル・レインとバットマンくらいしか知らなかったのだが、
その「The Everlasting Now」を聴いてとにかく興奮し、それまでその曲を知らなかったことを悔いた。
ひたすらにかっこよく、楽しい曲だ。
適当なようだが、実際に聴いてみれば本当にそういう曲なのだ。
ライブでこれを演奏している動画もネット上にアップされているし
(プリンス本人はそうした違法アップロードを嫌っていたそうなので、ここには貼らない)、一度聴いてみてほしい。
作り手が死んでしまっても、その作品はいつまでも残るし、
その後に初めてその作品と出会う人間もいる。
成果物によって、作り手の人生は死後にまで拡張される。
そう思うと、何か作ってみようという気にもなってくるから不思議だ。
【今日のまとめ】
ギターを放り投げる点だけ少し苦手だ。というわけで。
- 2016/04/22(金) 22:45:33|
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