SNSやメールなどで、他人に「大丈夫か?」と聞く人がいる。
昨日の大地震のような自然災害の時もそうだし、
例えば誰かが体調が悪いことを伝えた時などにも、そうした質問がされるようだ。
実際に、オレも聞かれたことがある。
だが、仮に「大丈夫か?」と聞かれた人間が大丈夫ではなかった場合、
大丈夫ではない人間が、そんな質問に答えている余裕はない。
もっと悪い場合、答えることすらできない状況にあるかもしれない。
そんな人間に質問を投げかけることは意味がない。
一方、大丈夫だった場合には、大丈夫である以上、特に何の心配もない。
しかし、「大丈夫か?」という問い掛けに返信をしないことは、
そのこと自体をもって、「自分は大丈夫ではない」との誤解を与えかねない。
その結果、聞かれた人間は、その誤解を解くために、逐一「大丈夫だ」との返信を強いられることになる。
それは、聞かれた側にとってはストレスでしかない。
結局、どちらの場合であっても、「大丈夫か?」と聞くことによって相手が得られるものは何もない。
それにもかかわらずそんな質問をする意味が、オレには分からない。
自分が安心感を得たくてやっているのかもしれないが、
もし返事がなければ、「何かあったのではないか」と余計に心配することになり、
無駄な消耗が増えるだけで、安心感ともほど遠い。
冒頭にも触れたように、以前、Twitterに熱が出た旨をツイートしたことがあるのだが、
やはり、それに対して「大丈夫か?」というリプライが何件かあった。
オレは熱が出ていたわけで、個別に返事をするのも苦痛だったのだが、
返事をしないことで自分が重病人のように扱われても嫌なので、ヘトヘトになりながらも何とか返事をした。
本人に悪気はない(むしろ善意だろう)ので、もちろん怒ることもできない。
それ以来、オレは体調が悪かったり嫌なことがあっても、それをTwitterに書くのをやめた。
【今日のまとめ】
「だいじょうふ」の方ではない。というわけで。
- 2016/04/15(金) 20:41:16|
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