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怠惰と汗と現実と

キムラヤスヒロ(鳩)公式ブログ

宣伝をしないというマーケティング

ソーシャルメディアを使い、各自が自己の作品を簡単に不特定多数に対して発信できるようになって久しい。
だが、その分、作品を制作しても、それを上手く発信・宣伝しなければ気付かれないようになった。
これは単純な話で、
昔は作り手の母数が少なかったから、勝手に受け手が知ろうとしてくれたが、
今は受け手の数に匹敵するほどの作り手が世に存在するので、そんなことをする受け手はいないということだ。

そうすると、当然、「宣伝しなければ知ってもらえないのだから、宣伝すべきだ」という考えが声高に主張される。
それは確かにそうだ。

しかし、それが唯一の最適解ではないとオレは思う。
全ての作り手が、「自分の作品をできるだけ多くの人に知ってほしい」と思っているとは限らないからだ。

作り手の中には、「ごく一部の人だけが知ってくれればいい」と考えて物づくりをする人間が存在する。
大々的な広告によって存在を知り、その結果興味を持つような層ではなく、
ほとんど宣伝していないのに、自分から調べあげてやってきた層に売りたいと考える、職人のような人間だ。

それはビジネスとしては間違いなのかもしれないが、
物づくりは必ずしもビジネスではないことは、例えば同人誌即売会などを見れば明らかだ。
そして、そのような作り手が、宣伝により多数の評価と儲けを得ている作り手に劣っているかというと、そんなことは決してない。
それは、単純にスタンスの違いにすぎない。

「知ってほしいのに知ってもらえない」と嘆くのなら、それは宣伝不足であるか、宣伝方法が間違っているということだ
(あるいは、作っているコンテンツに魅力がない可能性もあるが)。
知ってほしいのなら、宣伝は絶対にしなければいけないし、その方法も綿密に練らなければいけない。
だが、「別に多くの人に知ってほしくはないが、それでも物づくりはしたい」という思考は、
それが負け惜しみでないのなら、何一つ間違っていない。
その場合、宣伝をする必要はない。
むしろ、知ってほしい人にだけ知ってもらうための別の方法を採るべきだ。

宣伝は、「しなければいけないこと」ではない。
物づくりをする際には、自分がどうしたいのかを見極める必要がある。
宣伝をしないことも、ひとつのマーケティングだ。

【今日のまとめ】
最近はオレも「できるだけ多くの人に」とは思わなくなった。


というわけで。
  1. 2016/04/08(金) 22:16:16|
  2. 日記
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