先日、ある芸能人が、ラーメン屋で電話で話している客を注意したという内容のツイートをしているのを目にした。
そのツイートによれば、店内で大きな声で通話をしている客を店員が注意しないので、その芸能人が代わりに注意をしたという。
また、一緒にいた後輩の芸能人が何もせず黙っていたので、彼はその後輩にも一言物申したそうだ。
その芸能人の行為は別に間違っていない。
程度というものはあるだろうが、誰かが店内で長々と大声で通話をしているのは不快なので、
他の客がそれを注意するという行為は、それが暴力的なものでないなら、常識の範囲内だ。
その客を注意した芸能人が、店員や第三者から責められるいわれはない。
だが、オレなら、同じ立場でもその客に注意はしないだろう。
それは、オレが小心者だというのも一つにはあるが、
店員が注意しないのなら、「ここはそういう店だ」とオレは理解するからだ。
「その店は、客が大声で電話をしていても注意しない方針だ」ということだ。
オレにはその店の方針は合わないので、二度とその店に行くことはない。
それでお互い損はしないのだから、それで済む話だ。
似たような理由で、オレは飲食店で出された食べ物に毛などが入っているときも、
基本的には店員に何も言わない。
「その店は、毛の入った食べ物を平気で出す方針だ」とオレは理解するからだ。
そして、その方針はオレには合わないので、オレはその店に二度と行くことはない。
誰かを注意したり、叱ったりするという行為は、大きな消耗を伴う行為だ。
相手が大事な人間であれば、時として注意や叱責が必要なことはある。
だが、人生においてほとんど何の接点もない飲食店の人間に対してそれをするのは無駄でしかない。
だから、オレはただ、「その店に二度と行かない」という、消耗を伴わない行動を取るだけだ。
【今日のまとめ】
一度だけ薄い酒に怒ったことはある。というわけで。
- 2016/02/23(火) 20:00:00|
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