ラーメン屋で一番うまいメニューは何か、と訊かれたとすれば、
オレは間違いなく、水だと答える。
水と言っても、一本数百円するミネラルウォーターでもなければ、タンク付きのウォーターサーバーから出てくる水でもない。
冷水機から出てくる、水道水を冷やしただけのおなじみの水だ。
オレは、別にラーメン屋を馬鹿にしているわけでもなければ、奇を衒ったことを言おうとしているわけでもない。
本当に、ラーメン屋では水が一番うまいのだ。
濃い味で熱いラーメンを食べながら、あるいは食べ終えた後に飲むコップ一杯の水は、本当にうまい。
「五臓六腑に染み渡る」という大袈裟な表現はこのときのためにあるのかと思うほどだ。
外で同じように冷えた水道水を飲んでも、間違いなくこんなにうまいとは感じない。
それなら、ラーメン屋なら何でもいいのかと言われるかもしれないが、それは違う。
ラーメンがうまいほど、水もうまく感じるのだ。
そして、ラーメンがまずければ、水もまずく感じる。
結局、うまいラーメンは、水をうまく感じさせてくれるということだ。
オレはその水のうまさを味わうために、うまいラーメンを求めていると言ってもいい。
これは、甘味とコーヒーの関係についても似たことが言える。
この場合、コーヒー自体のうまさも重要にはなるが、
コーヒーのうまさを味わうために、オレは甘味を求めているのだ。
【今日のまとめ】
三田本店のぬるい水はダメだ。というわけで。
- 2016/02/04(木) 17:31:41|
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