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キムラヤスヒロ(鳩)公式ブログ

いじめの陰湿さと教師の弱さ

いじめで自殺する子供や若者が増えたと聞く。
単に報道が増えただけかもしれないので、実際に件数が増えているかどうかはオレには分からない。
だが、SNS等を利用した陰湿ないじめや、殺害行為を伴ういじめにおける手段の残忍さは、
確かに、昔よりもその程度を増しているように思える。

オレは、いじめというのは集団社会における構造上の問題だと思っているので、
集団が存在すれば、そこにいじめは必ず発生するものだと思っている。
一定以上の期間同一のメンバーで構成されているにもかかわらずいじめが本当に微塵も存在しない集団があるとすれば、
それは動物かロボットによる集団だろう。
「いじめを無くす」というスローガンを掲げる団体は多いが、いじめを無くすことは、人間が人間である限り不可能だ。
オレたちができるのは、不可避的に発生してしまういじめを、容易にケアが可能なレベルに押しとどめることであって、
いじめの発生を防ぐことではない。

だが、先に書いたように、いじめを容易にケアが可能なレベルに押しとどめることは可能なはずであるにもかかわらず、
それができていないからこそ、陰湿ないじめや、残酷ないじめが発生している。
オレは、教師が弱くなったことが、その原因のひとつだと思っている。

「昔の教師は今より厳しかった」とステレオタイプに断じるのは気が引けるが、
学校や教師に対して理不尽な注文を付ける保護者が以前より増えているというのは、もはや社会問題化した事実だ。
体罰や非論理的な指導方法に懐疑的な近年の風潮とあいまって、
学校や教師も、生徒を「お客様」のように扱うようになってきている。

平成に入っていたオレの小中学生時代でも既にその傾向はあったが、
オレの頃は、まだ「暴力教師」は少ないながらも存在していた。
激昂した教師が不良の生徒を廊下で殴り飛ばしたこともあったが、今であれば間違いなく警察沙汰だろう。
その教師は癇癪持ちで、一度怒らせると面倒だったので、
彼が受け持っていた授業では、全員が大人しかった。

その教師はオレのクラスの担任ではなかったが、
そうした暴力的な教師が担任するクラスでは、おそらく陰湿ないじめをする余裕などなかっただろう。
いじめ自体は存在していたかもしれないが、そのレベルは軽微なものだったはずだ。
暴力教師はそのクラスの生徒にとって共通の敵であり、そちらに意識が集中するからだ。

他方で、生徒をお客様扱いし、いじめがあっても事なかれ主義で通そうとする教師が担任のクラスでは、
その教師は空気のように扱われ、その結果、生徒たちは仲間内に敵を求めはじめ、それが陰湿ないじめになる。

暴力それ自体は犯罪なので、オレは暴力教師の存在を肯定はしない。
だが、少なくとも、怒ったときの怖さや威厳によってクラスを統治できる担任がいれば、
そのクラスでいじめは起きないか、起きたとしても陰湿なものにはならないとオレは思う。

だが、団塊世代が一斉に退職し若手の教師が増えた今では、
そうした存在を期待することは難しいのかもしれない。

【今日のまとめ】
たいていおばさん教師の方が怖い。


というわけで。
  1. 2016/01/29(金) 20:00:00|
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