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怠惰と汗と現実と

キムラヤスヒロ(鳩)公式ブログ

他人のふんどしはなかなか合わない

Twitter上で、他人のキャッチコピーを引用ツイートしている人気アカウントのインタビュー記事が炎上しているのを見た。
他人の考えたフレーズや記事を無断で引用しておきながら、
あたかも自身がクリエイターであるかのような振る舞いをインタビューで見せていることが、
自身のコピーを引用された人や、ツイートを読む人々の癪に障ったのだろう。

「他人の褌で相撲を取る」という言葉は、
基本的に、ずるや楽をしようとして、他人の作品やものを使って儲けようとする人間を批判する文脈で使われる。
だが、他人の褌でうまく相撲を取るには、実際はかなりの技量が必要だ。
少なくとも、ずるや楽をしたいのなら、むしろ積極的に避けて通るべき道だろう。

他人の作品は、自分の作品ではないゆえに、その作品に込められた意図やコンセプトを完全に理解することが難しい。
だから、それを不用意に用いれば、意図と異なる形で作品が用いられることになり、時に破綻や混乱を招く。
その結果他者から質問や批判を受けても、自身が作者でない以上、満足な回答はできない。

また、今回まさに起こっていることだが、
他人の作品を使って何かを行うことは、とても批判にさらされやすい。
今回のアカウントは無断引用を行っているので批判されるのも当然ではあるが、
たとえ許可を得て利用している場合であったとしても、
他人の作品を利用することに批判的なスタンスの人間は、それもお構いなしに攻撃してくる。

そうすると、結局、
他人の作品に込められた意図やコンセプトを正確に理解し、
かつそれらの作品を利用しても批判にさらされない巧みな運用をできる人間だけが、
他人の褌でうまく相撲を取ることができる人間だということになる。
そうした人間は、いわゆるキュレーターであったり、もはや一つのメディアを運営する人間であるわけだが、
彼らがずるや楽をしていると考える人間は、きっといないだろう。

基本的に、人は、自分のオリジナルの作品や仕事で勝負するのが一番楽なのだ。
そうでありながら、あえて他人の作品や仕事を使って勝負するというのは並外れた覚悟が必要で、
それができないのにその真似事をすると、批判や炎上に巻き込まれることになる。

【今日のまとめ】
コピーは「複製」と掛けていたのだろうか。


というわけで。
  1. 2016/01/27(水) 20:59:30|
  2. 日記
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