オレは卒論を書いたことがない。
もちろんオレは離婚したことがないので、
いまインターネットで盛り上がっている隠語としての「卒論」も当然書いたことがないが、
本来の意味での卒業論文も書いたことがない。
オレはロースクールを修了する前に大学も卒業しているので、要するに、卒業論文を書かずに大学を卒業したということだ。
大学を出ていない人や、大学に入ったばかりでまだ卒業のことを大して考えていない人は驚くのかもしれないが、
卒業論文を書かずに大学を卒業することは可能で、取り立てて珍しいことではない。
大学や学部、学科によってそれが不可能であったり難しいこともあるが、
入学前に調べておくことは比較的容易で、それが可能なところを選んで入学すればいい。
オレは書きたくもない卒論で無駄に消耗するのが嫌だったので、
選択するカリキュラム次第で卒論が必要ない学科に入り、また入学後はそうしたカリキュラムを選択した。
オレは法律学科しか受験しなかったし、他の学科に入るつもりもなかったので、
卒論を書かずに卒業できる学科の中に法律学科が含まれていたのは幸運だった
(もっとも、大抵の文系学部は卒論を書かずに卒業できると思う)。
卒論を書いていないことが人生で何かマイナスに作用しているという実感は今のところない。
オレは文章が下手だが、その辺の並みの人間に比べれば、オレの方がよほど言いたいことを簡潔に書くことができるし、
文献の参照方法もある程度はわかっているつもりだ。
駐や謝辞の付け方、製本の方法も分かるし、仮に躓いたとして、調べれば済むだけの話だ。
もしかしたら、卒論を書いていなければ入社できないという企業があるのかもしれないが、
いずれにしてもそういう企業はオレと反りが合わないので、絶対に入ることがないから関係がない。
この時期になると、「卒論が間に合わない」「卒論をもう書きたくない」などと泣き言を言っている学生をよく見かける。
そんな風に苦しむのであれば、初めから卒論を書かずに卒業できる学部や学科を選べばいいだけの話なのだが、
彼らにそう言ったところでもう意味はないし、言っても怪訝な顔をされるだけだろう。
【今日のまとめ】
キンコーズは少し憧れた。というわけで。
- 2016/01/07(木) 17:43:04|
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