電子書籍リーダー「Kindle」を買ってからもう一年半近くが経つが、
このKindleを買ってから、オレの読書量は確実に増えた。
買っても使わないという人もそれなりにいるらしいから、電子書籍というフォーマットがオレに合っていたということだろう。
端的に言って、電子書籍は小説や新書には向いていて、雑誌には向いていない。
漫画はその中間くらいだと思う。
電子書籍リーダーと紙の本の違いの最たる点は、適当にパラパラとめくることができるか否かという点だ。
電子書籍リーダーを適当にめくることは難しい。
だから、1ページ目から律儀に読んでいくことが少なく、むしろ適当に開くことが多い雑誌類は、紙の本の方が向いている。
他方で、小説や新書は、普通は1ページ目から順番に読んでいかなければ内容が理解できない。
だから、適当にめくることのできない電子書籍でも不利はない。
それどころか、目次から読みたいページに直接ジャンプできたり、単語を入力して全文を検索できる電子書籍リーダーの方が、
小説や新書の読み返しや復習には適している。
漫画の場合も、大抵は頭から読んでいくことが多いので電子書籍リーダーで読むデメリットは少ないが、
見開きのコマが多い漫画の場合は、見開きがもたらす視覚的な効果が失われてしまうのが難点だ。
Kindle(他の電子書籍リーダーにも共通して言えることだと思うが)のメリットは、その薄さや可読性だけでなく、
頻繁に開催されるセールにある。
比較的新しい本が半額やそれ以下で買えてしまうのはメリットが大きい。
単純に、一冊分のお金で二冊以上の本が読めるのだ。
「安いから」という理由で買ったものは得てして不要であることも多いが、
こと本については、たとえ「安いから」という理由であろうと、買って読めばその分だけ知識や教養が増えるので、後悔は少ない。
収納スペースを気にしなくて済む点も含め、「本を買う」という行為の敷居は、
Kindleによってこれまでよりずっと低くなった。
Kindleを買わなければ読むこともなかった本がどれだけあるだろうかということ、
そしてそれらの本が既にオレに与えている影響を考えると、
これほど「買ってよかった」と思えるデジタルガジェットは他にないかもしれない。
【今日のまとめ】
もう少し軽ければ最強なのだが。というわけで。
- 2015/12/30(水) 22:43:53|
- 日記
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0