最近、酒を飲んでもあまり酔わなくなった。
アルコールに耐性が付いたとか、いわゆる「酒に強くなった」というのとはまた違う。
酒が身体に回っている感覚は確かにあるのだが、
以前のようにふらついたり、頭痛がしたり、呂律が回らなくなったり、もともとある吃音がひどくなる度合いがかなり弱まったと言えばいいだろうか。
オレは普段から頻繁に飲酒しているわけではないから、身体が酒に慣れたのではないと思う。
年を取ればむしろ酒に弱くなるのが普通だろうから、加齢ということもないだろう。
理由は分からないし、こういうことを書いた途端、また以前のように戻ってしまうということもあり得る。
最近読んだ村上龍の「愛と幻想のファシズム」という小説で、
主人公の親友であるゼロが、「最近酒を飲んでも酔わない、何を食べても味がしない」という旨の台詞を吐いて、その後で自殺した。
オレは味は感じるし、別にまったく酔わないわけではないからゼロとはまったく違うのだが、
そういう嫌な何かの前兆でないことを祈りたい。
一応、「自分の置かれた状況に対する緊張感のせい」というのがオレ自身の予想だ。
たとえば、かなり酔っている時でも、忘れ物に気付いた途端一気に酔いが覚めたりする。
あれは神経の緊張がそうさせるのだとオレは思っている。
それと同じで、今のオレは「こんな身分で酒なんか飲んでいていいのか」という気持ちが常にブレーキを引いていて、
緊張しながら飲んでいるから、なかなか酔わないのだと思う。
オレはヤケ酒やストレス解消のための飲酒はしないので、
酔いにくくなったのをいいことに暴飲して身体を壊すということはきっとないだろうが、気を付けたいところではある。
基本的に、すぐに酔うに越したことはないのだ。
金もかからないし、身体を壊す危険性も少ない。
周りに醜態を晒さずに数杯でスムーズにやめられる、それがきっと理想なのだが、いずれにせよまだその道は遠い。
【今日のまとめ】
ヘパリーゼとは何だったのか。
というわけで。
- 2015/11/05(木) 20:17:10|
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