「蒼き鋼のアルペジオ」劇場版を新都心のMOVIXさいたまで見た帰り
例によって大宮へと歩いた。
古河からだとさいたま新都心と大宮でちょうど1区切り分だけ運賃が違うというセコい理由もなくはないが、
2kmほどの適度な距離の散歩がいい運動になり、腹慣らしにもちょうどいいのである。
今回はその慣らした腹で、前回行った際は定休の憂き目に遭った「蕾 煮干分家」へ向かった。
平日の11時半頃なのに、5人ほど並んでいる。流石の人気店だ。
10分も待たずに入店すると、相変わらず店内には濃厚な煮干の匂いが立ち込めている。
人によっては辛い匂いかもしれない。
今回は「辛煮干つけ麺」を注文。
普通の煮干つけ麺はいつも食べているが、これは初めてだ。大盛(300グラム)。
ちなみにメニューには煮干の入っていない魚介つけ麺もあるので、
煮干がダメな人でも、店内の匂いが大丈夫なら問題ない。
10分ほどでスムーズに提供、と書きたいところだったが
どうやらオレが注文した辛煮干つけ麺が、別のメニューを頼んだ隣のお客さんに出されてしまったらしい。
そのお客さんの方がオレより後に入ったので、何となくおかしいなとは思ったが
提供が前後することはこの手の店ではよくある事だし、
単にその人がオレと同じものを注文しただけかもしれないので黙っていたが
店員が気付き、そのお客さんが食べる前にその辛煮干つけ麺は隣のお客さんから引き上げられた。
まさか引き上げたものをそのままオレに出さないよな、と不安に思ったが
流石にそこは新しく作り直していた。
オレは別に急いでいないので、店員からひとつも謝罪がなかったのはどうでもいいことだが
店長だかリーダーのような人が、間違えた助手二人を客に聞こえる声で怒っていたのはどうなのだろうと思った。
まあオレはそういうのは比較的気にしない方だから、そこもどうでもいい。
▲辛煮干つけ麺・大盛。900円。
東口の本家と違い、極太の多加水麺。
オレはこちらの方が好きだ。
よく「つけ麺は冷凍食品で充分」と言う人がいて、確かにそれは頷けるものなのだが
ここまでの太麺になると、やはり専門店でしか味わえない。

つけ汁は煮干つけ麺のものに辛タレが入ったものと思われる。
刻まれた唐辛子も浮いている。
煮干は、店内の掲示によると今回は二種類のイワシ。
辛さははっきりしているが激辛ではなく、辛いものが苦手でも食べられるレベル。
煮干のえぐみが辛さで中和されていて、普通の煮干つけ麺よりこちらの方が食べやすいかもしれない。
極太麺がしっかり絡む良いタレ。
チャーシューも味がよく染みているし
柚子の味がプラスされるスープ割りも旨い。
大宮エリアはレベルの高いつけ麺店が多いらしいが
(オレは気に入った店に通うタイプなので、あまり知らない)、ここはその中でも結構な上位だと思う。
店内も綺麗だし、煮干の匂い以外では万人におすすめできる店だ。
【今日のまとめ】
店員同士の人間関係を観察するのは、実は結構好きだ。というわけで。
- 2015/10/06(火) 17:47:53|
- 麺
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