ベビーカーに乗った幼児の頭を老人が殴って逮捕された、というニュースを耳にした。
老人に同情の余地はないし、痛ましい事件だとは思うが、これはどういった意図でニュースとなったのだろうか。
「世の中にはそういう頭のおかしい老人がいるから気を付けましょう」という意味なのか、
それとも「ベビーカーで外出すると周りの怒りを買いやすく、この事件はその象徴だ」という意味なのか。
あるいは全く異なる意図なのかもしれない。
いずれにせよ、そこから何かしらの教訓を得ることができないニュースには何の価値もない。
単に「痛かったね、可哀想だったね」とか
「ふざけるなこの野郎」という憐憫や怒りを、見知らぬ幼児や老人に対して抱くことには何の生産性もないし、
負の感情を抱く分だけむしろマイナスだ。
だから、我々はこのニュースから何かしらプラスの教訓を得る必要があると思う。
報道した側が伝えたかったのはどういう教訓なのだろうか。
それはさておき、近年ベビーカーを見ることが非常に多くなった。
電車内や駅構内はもちろん、路上やスーパーマーケットでもほとんど必ずベビーカーを押している母親や父親を見かける。
具体的な統計を見たわけではないものの、少なくとも10年前よりは増えているだろう。
そういったベビーカーを見るたびに思うのだが、
あれは乗っている幼児にダメージは与えないのだろうか。
路上の舗装されたタイルの上をあの小さな車輪で通れば、タイルの継ぎ目に車輪が乗るたびに
ガン、ガンという振動がベビーカーに伝わるだろう。
まだ首も座ったか座らないかの幼児がそのような衝撃を受けて、脳の成長に支障が出ることはないのだろうかといつも思う。
また、ベビーカーは地面に近い分、
熱を帯びやすいアスファルト舗装では、幼児は大人よりもずっと高い気温の空気にさらされることになる。
熱中症にならないものかと見ていて心配になる。
もっとも、ベビーカーが昔より増えたというのは、
そういった懸念を払拭できるだけの機能が搭載された質の高いベビーカーが普及したということなのかもしれない。
親の都合もあるのだろうから、子供のいないオレがとやかく言える問題ではないのだろう。
とはいえ、特に満員電車などでは
こちらは我慢できても幼児の側が我慢できないということは多いはずだ。
事情は察するし、やめろとは言わないが、なるべく幼児の負担の少ない環境で移動してやってほしいといつも思う。
【今日のまとめ】
オレはおんぶ紐派だった。というわけで。
- 2015/09/28(月) 20:22:56|
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