関大一高、専願合格者9割にあらかじめ「内定」 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)これが「問題」という感じでニュースになっているのを知り、少し驚いた。
というのも、僕が卒業した高校でも
同じように事前相談で通知表や実力テストの成績表を見せることで「内定」を与えて
(主に単願受験者について)入試は受けるだけで合格、ということを普通にやっていたからだ。
事実、自分はそれで入学した。
なので、それは割と普通のことなのだと思っていたし
今でも、公立校がそれをやるなら問題でも、私立ならいいんじゃないかと思う。
とはいえ、違う(かもしれない)点もいくつかある。
関大一高では中学校の教諭を対象に事前相談をしていたとあるが
僕の出身校ではあくまで塾などの関係者が事前相談の対象。
さすがに教諭相手に直接そういう話をしてしまえば、癒着のように取られてしまうのかもしれない。
また、「不合格者の中には、試験で内定者より約80点も高い点数を取りながら不合格となったケースもあった」とあるが
このような採点が僕の出身校で行われていたかは不明。
採点は密室なので、同様のことが行われていた可能性が高い気はするが。
もっとも、出身校は専願入試が別日程で行われていたため、そもそも内定のない受験者がいたかも不明
(全員合格はないはずなので、当然いるにはいたのだろうが)。
「私立高校が高い大学進学実績を得るために成績優秀者を囲い込む」ということ自体は当然のことで
その手段はやはりある程度グレーなものにならざるを得ないのだろう。
今回の件も別に犯罪というわけではなく府からの注意にとどまっているが
コンプライアンスというのは、必ずしも「法にさえ触れなければいい」という話ではない。
試験で選抜を行いますと要項に書いてある以上は、改善すべきという指導は妥当なものなのだろうと思う。
ちなみに出身校は、
「学校側が受験料を負担して大量にセンター利用入試で出願→合格者数にその数も加算」という
いわゆる「水増し」問題でニュースになったことがある。
自分もそれを承諾していて、いろんな大学から合格通知が届いたものである。
合格者数は延べ人数なので嘘ではないし、高校が「勝手に」出願しているわけではないのだが
これもモラル的にどうなのかと言われれば、確かに問題だった気もする。
今もやっているのだろうか。
【今日のまとめ】
ない内定。というわけで。
- 2015/08/20(木) 20:44:18|
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