京阪宇治駅を降りて向かうは、宇治上神社に隣接する大吉山。
「響け!ユーフォニアム」第8話で登場し、そのシーンの麗奈の立ち振舞いとともに話題になったスポットだ。

入り口は2つあって、この階段と、神社側から見て少し奥にある坂のどちらでもいい。
アニメでは後者から登っていた気がするが、どちらから行っても結局は同じ道になる。
ちなみに、入り口のある通りは、源氏物語の宇治十帖の一編「早蕨」から取ったと思われる「さわらびの道」という。
一緒に行った理系の知人に「宇治十帖って何?」と聞かれ、あやふやながらも説明をしたところ
「ドラゴンボールGTみたいなもんか」と言われた。かなり的を射ているような気がする。

道は計1km強だが、坂もそれほど急ではなく、道も整備されている。
アニメで麗奈はヒールの靴で登っていたが、おすすめはできないもののそれでも充分登れてしまう道である。

短いようで意外と長い道を登り切ると、そこにはもはや全国区となったあずまやが。
「言の葉の庭」の新宿御苑のあずまやに続き、またもや単なるあずまやが一大観光スポットに。
▲麗奈!!19時になってもまだまだ夏の京都は明るく、夜景を撮るため数十分座って粘る。
実に静かでいい場所なのだが、虫が強敵で、そして恐怖。
他に人がいないため、蚊たちはまさに格好の餌食と言わんばかりにバンバン血を吸いにくる。
眼前にはスズメバチが飛ぶのが見え、
少し暗くなってくると、辺りに照明がないので、少しスマホを覗いただけで蛾が寄ってくる。
風による草木の音が一瞬スズメバチの羽音に聞こえ、その度に身の毛がよだつ。
蜂はさすがに虫除けスプレーでは割けられないので、間違って刺激しないように気を付けねばならない。

恐怖に耐えながら20時前まで粘っていると、すっかり綺麗な夜景が姿を現した。
何か特別なライトアップがされているわけではなく
単純に、この大吉山に何の明かりもないゆえのコントラストで映える夜景は美しい。
なるほど、ここで楽器を演奏したいという気持ちも分からなくはない気がする。
帰りは準備してきた懐中電灯を片手に下山。
登山道には本当に街灯の一つもないので、夜に登る場合、何らかの明かりは必須だ。
緩やかで幅の広い道とはいえ、柵はないので、暗闇の中では滑落の危険もある。
麗奈はスマホのアプリで照らしていたが、専用のライトがあった方がいいだろう。
なお、麓や休憩所には自販機はないので、駅前や途中の道で飲み物も買っておこう。

途中で京阪からJRに乗り換えて京都に戻る。
余裕があれば京都タワーにも登りたかったが、この日は既に展望台の入場時間を過ぎていた。
翌日には車を運転するので、この日は早めに寝ることにした。
2日目につづく。
【今日のまとめ】
正直怖かった。というわけで。
- 2015/06/19(金) 16:27:07|
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