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朝日新聞の漢字用語辞典

朝日新聞の漢字用語辞典1

先日、「朝日新聞の漢字用語辞典」初版(1986年)を入手。
何で今更そんなものを、と言われそうだが
この本、初版だけ「朝日文字」が使われているのである。

朝日文字とは、簡単にいえば
新字体の対象にならなかった当用漢字表以外の漢字(表外字)にも、新字体と同じ方式で簡略化を施したものである。

朝日新聞の漢字用語辞典2

この「臍」を見てもらえばわかりやすい。
「臍」のつくりは本来「齊」であるが、この本の「臍」はつくりが「斉」になっている。

同じ「齊」をつくりに持つ「済」などは当用漢字に含まれていたため、つくりを「斉」に簡略化した新字体となったが
「臍」は表外字であるため新字体が作成されず、現在でも「臍」のままである。
ところが、朝日新聞社はこの「臍」のような表外字についても、
当用漢字における新字体化と同じ方法で簡略化した独自の書体、すなわちいわゆる「朝日文字」を作成したのだ。

朝日新聞の漢字用語辞典3

たとえば、この「蜻蛉」の「蜻」もそうである。
本来の字では、つくりの下部は「円」であるが、朝日文字ではつくりが「青」となっている。
この他にも多くの朝日文字が存在する。

個人的には、この朝日文字は書き文字として合理的なものだと思うし、好きだ。
新字体で簡略化された文字と元々は同じつくりを使った字、いわば仲間のようなものなのに、
それがたまたま表外字だというだけで、その時だけいわゆる旧字体で書かなければならないというのは統一性がなく、不便である。
また、結局覚えなければ書けないのだから、新字体を作った意味も薄れてしまう。
もし朝日文字を批判するのならば、新字体そのものを批判すべきである。

もっともそんな主張は虚しく、2007年に朝日文字は朝日新聞からその姿を消した。
今や「そんなものもあったな」という存在でしかない朝日文字だが、
この本を所有することでその存在をアーカイブできることを嬉しく思う。

【今日のまとめ】
Amazonマーケットプレイスの優秀さ。


というわけで。
  1. 2015/04/21(火) 20:26:11|
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