仙台に行っておきながら二郎と牛たんだけで終わってしまうというのも少し寂しいので
せめて史跡の一つでも行っておくことにした。
近場では仙台城と多賀城辺りが目ぼしいところだが
個人的には戦国時代より古代の方が好きなので、多賀城跡を覗いてみることに。
▲むすび丸。仙台駅から東北本線で15分弱、国府多賀城駅で下車。
この駅は21世紀になってからできた新しい駅で、駅舎も綺麗。
駅を出ると多賀城跡への案内板があり、それに沿って数百メートル歩いていく。
▲この奥が政庁跡。途中に歌枕の「つぼのいしぶみ(壺碑)」として有名な多賀城碑の置かれた丘があり
そこから見えるのが、政庁跡に続く長い路地の跡。
いかに多賀城が大きな施設だったかを感じさせる。

たどり着いた先には模型があり、かつてここにどんな建物が置かれていたかが分かるようになっている。
実際に復元されているのは基礎だけだが、下手に建物を復元するよりも想像力をかきたてられる。


まるでRPGの荒廃した村のような風景。
枯れ木や曇りの天候もあって、いいムードになっていた。

復元された土台はしっかり固められていて、自由に登ることができる。
上にも書いたが、建物をそれらしく復元するより、ここに立って「昔ここはどんな風だったんだろうか」と
想像力を働かせるほうがよほど楽しい気がする。

政庁跡側から国府多賀城駅方面を望む。
多賀城市もこの写真奥に当たる地域は
津波による被害を受けたようで
検索すると恐ろしい動画が結構出てくる。
街そのものは復旧したが、その時住民が受けた恐怖はきっと今も忘れられてはいないだろう。
近代以降の派手な天守閣付きの城の史跡もいいが
こうしたもっとずっと昔の城を見るのも面白いものである。
【今日のまとめ】
日本史は古代で点を稼いでたタイプ。というわけで。
- 2015/03/08(日) 22:54:16|
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