主にストーリー展開の方で炎上しているアニメ「艦これ」だけど
個人的には敵キャラ「深海棲艦」たちのいい感じに気持ち悪い描写が凄く気に入っている。

まずこれ。
金剛型戦艦の徹甲弾が直撃し、青黒い体液が吹き出す深海棲艦。

次にこれ。既に多くのトラウマ提督を生み出している敵艦載機。
既に大破状態で如月に爆弾を投下した直後に爆発するが、表皮が剥がれ赤い皮下組織が露出している。
なんというか、グロいし生々しい。
ゲームでも元々そういう不気味なデザインではあるけど
(下等クラスの深海棲艦は人型ですらないものが多い)、
アニメでは被弾の際に呻き声を上げたり、軽空母ヌ級は口から艦載機を吐き出したりと
主に映像化によって初めて明らかになった部分にそういうグロさ・生々しさが現れている。
ここ、「怪獣」っぽいのである。
昭和時代のウルトラマンシリーズを見たことのある人はご存知だろうが、
当時の怪獣たちは結構死に方がグロい。
アイスラッガーで真っ二つにされて赤い筋肉と内蔵が画面に晒されたり、
ウルトラマンお構いなしに怪獣同士で戦い、無残に身体を引き裂かれて出血しながら死亡することすらある。
▲ウルトラマンA第8話で、ドラゴリーに顎を引き裂かれるムルチ。こういう、今だったらアウトなんじゃないかなという描写が平気であって
子供たちはそのグロさをちょっと気持ち悪いと思いつつも、それで怪獣も生き物であることを思い知った。
「生き物っぽさ」を一番分かりやすく伝えるなら
生々しさ、すなわち血とか内蔵を見せてしまうのが一番早い。
そのためには、無残に死んでもらう。
当時の怪獣たちがともすれば無残すぎるやられ方をしていたのは、きっとそういう意図もあったと思う。
「艦これ」の深海棲艦のダメージ描写も
血や皮下の筋肉を見せつけることで、二次元ながらその生々しさを視聴者に見せつけることに成功している。
「昭和」が嫌味のないかたちで受け継がれた好例と受け止め、今後も楽しく拝見させてもらおうと思う。
【今日のまとめ】
とはいえヲ級とかが出血したら辛い。
というわけで。
- 2015/01/23(金) 22:58:00|
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