リリース前からそこそこ話題になっていた、吉井和哉が往年の名曲をカバーしたアルバム。
吉井はイエローモンキー時代にも由紀さおりの「夜明けのスキャット」をカバーしたのは有名だし
ソロになってからも浅川マキの「朝日楼」をカバーしたりで
もともと歌謡曲への造詣は深く、影響を受けたことも隠さないが
こうしてカバー曲オンリーのアルバムをリリースするのは初。
リリース直前に放映されたNHK-BSの「The Covers」で
「ウォンテッド(指名手配)」「おまえがパラダイス」「夢の途中」を披露していたが
その3曲はもちろん収録。
この番組の吉井、めっちゃかっこよかったので見てない人はオンデマンドか何かで見るべき。
ベストに入っていたオアシスの「Don't look~」のカバーや先述の「朝日楼」もそうだけど
吉井は自分の持ち曲より少しキーが高めのアレンジを声を張って歌う曲の方がかっこいい。
当たり前ながら、やっぱり歌が上手いんだよなあこの人。
だから高音を力強く歌い上げる時でも無理してる感がなくて素直に上手い。
今回のアルバムは沢田研二の「おまえがパラダイス」がそういう点で好き。
「JAM」はこの曲をヒントに作ったと「The Covers」で言っていたが
似ているというほどでもないが、聴くとなるほどと思う。
アルバムのタイトル通り、どの曲も吉井の「原点」となっていることが伺えるアレンジになっていて
聴いていて本当に面白い。
「ウォンテッド」のサビのメロなんかも、このアレンジで聴くと「イエローモンキーっぽいじゃん!」って思う部分があったりするしね。
カバーだし、ダウンロードで気になった曲を単曲で買うというのもそれはそれでアリかも。
いずれにせよおすすめの一枚。
【今日のまとめ】
でもって、自分は吉井が原点だったりするから面白い。
というわけで。
- 2014/11/22(土) 21:33:31|
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