小学校の教師が、生徒に給食を無理やり完食させようとしたというニュースを目にした。
被害者の生徒は嘔吐までしたらしい。
そもそも暴行罪に該当しかねない行為であるというのはもちろん、アレルギー体質などであったら大変なことだし、
そうでなくとも今後摂食障害などに陥る可能性を考えると、倫理的な問題だけでなく危険な行為だ。
オレより少し上の世代がよく話すのが、「昔は給食を完食しないと昼休みがなかった」というものだ。
地域によっては、オレと同世代でもそういう人がいるかもしれない。
残さず食べることが偉いとか当たり前だという価値観そのものを否定するつもりはないが、
それが個々の価値観を越えた教育的指導として強制されていた時代があったのだ。
小中学生の頃のオレは、かなりの偏食だった。
給食でも牛乳と白飯かパンしか食べられるものがないという日がざらにあり、
そんな日は、帰ってからスナック菓子やおやつを食べて空腹を満たしていた。
もし今回のニュースのような教師がオレの担任だったらオレも間違いなく嘔吐していただろうが、
幸いにも小中の9年間でそのような教師はおらず、誰もオレの偏食を咎めなかった。
きっと、好き嫌いがない人間には、嫌いなものを口に含んだだけで吐きそうになったり、吐いたりするという状態が分からないのだろう。
嫌いなだけで食べることはできると考えているから、無理やり食べさせることができるのだ。
それは想像力の欠如であり、まさしく無駄な消耗である。
【今日のまとめ】
今はマグロなら食べられる。というわけで。
- 2018/01/31(水) 23:57:43|
- 日記
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0