年末になると、「来年の目標」というのが話題に上がることが多くなる。
それは悪いことではないと思うし、オレにも目標はある。
オレの来年の目標は、「生き残る」ことだ。
今年の目標もそうだったし、一昨年も、その前もずっとオレは生き残ることを目標にしてきた。
どんな崇高で立派な目標を立てても、またそうした目標のためにどんなに努力や研鑽を続けても、
その主が死んでしまえば、それは達成されない。
すべての個人的な目標は、その人間が生きているという前提なくしては成立し得ないのだ。
だから、オレはまず毎日を生き残ることを目標にする。
生き残っていれば、たいていのことはできる。
その中で、また別の詳細な目標を立てていけばいい。
たとえ失敗したり後悔したりしても、生き残っていればまたやり直せる。
逆に、どんなに完璧で悔いのない人生を送ってきても、途中で死ねばそれであっけなく終わりだ。
ただだらだらと生きているだけでは意味がない、と言う人もいるだろう。
だが、そんなことを恥ずかしげもなく言えるのは、現状に無自覚なバカだけだ。
今はまだ顕在化していないだけで、既に世は非常にシビアな状態に突入している。
それは、目に見える脅威が存在する戦争や暴力よりもはるかに恐ろしい。
多くの人間は、目に見えない恐怖から逃げる術を知らないからだ。
そんな中、何も考えず無駄な消耗を繰り返しているだけの人間は、その「ただ生きる」ことさえもままならず、
下手をすれば東京オリンピックを見ることもできずに淘汰されるだろう。
今や、「ただ生き残る」というだけでも立派なことなのだ。
金や食べ物がなければ、ただ生き残ることもできない。
その金や食べ物はどうやって手に入れるのかということを考えれば、ただ生き残ることが立派なのは明らかなことだ。
今年もあと6時間を切った。
オレは0時までに外出する予定はないから、急病にでもならない限り、
オレはおそらく2016年を生き残ることに成功した。
来年、もしこのブログが更新されなくなることがあれば、それはオレが生き残ることに失敗したことになるが、
その時は、どうかオレを笑ってやってほしい。
【今日のまとめ】
この先生きのこるには。というわけで。
- 2016/12/31(土) 18:01:56|
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