先日、オレの住む古河市の市長選が行われた。
勝ったのは新人で、現職は一万票近い差で敗れた。
選挙は水物なので結果はなるようにしかならないし、誰が勝とうとメリット・デメリットはあるので、
結果に関しては正直言ってどうでもいい。
また、投票率は47パーセントあったらしく、ほとんど2人に1人が行っていると考えると、これは悪くない数字だと思う。
よく「選挙に行くのは年寄りばかり」などと言うが、
オレの祖父や祖母のように、脚が悪い上にホームに入っているような老人の多くはとても選挙になど行けない。
仮にそうした人間を母数から除けば、投票率は50パーセントを優に超えているだろう。
オレが気になったのは、この街の若者の少なさだ。
古河市の人口は14万8千人ほどだが、市長選の有権者数は約12万人だった。
有権者は18歳以上の人間なので、この市には、18歳未満の人間が3万人もいないということになる。
県や関東の他都県、もしくは日本全体の比率がどうなのかは知らないが、これはおそらくかなり低いだろう。
若者が投票に行く行かない以前に、
そもそも若者の数が少なければ、そうした世代への支援や投資が消極的になるのは当然のことだ。
そのような街からは当然若者は出ていくので、新たに若者が生まれることもなくなり悪循環に陥っていく。
それはとても緩やかとはいえないスピードでの衰退を招くだろう。
オレはこの街が嫌いではないし、現実的に考えてこの街から出ることも難しいから、当面はこの古河で過ごすことになる。
衰退から街を救う方法は単純で、若者を増やすしかないのだが、
それはもはや奇跡を望むようなものだ。
【今日のまとめ】
かといって、街のために結婚したいとも思わない。
というわけで。
- 2016/11/30(水) 22:44:20|
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