今度発売されるビッグコミックスピリッツに、日本国憲法の全文が付録として付いてくるというニュースを見た。
何だかきな臭い話だなとも思ったが、よく考えると、いいことのようにも思えてくる。
何度も書いているように、
憲法の条文が読めず、「憲法を改正するのは政治家だ」と思い込んでいる人が、世の中には多数存在するからだ。
憲法96条1項を読めば分かることだが、国会で発議された憲法改正を承認するのは国民である。
たとえ憲法改正を掲げる政党が与党となっても、国民が承認しなければ憲法は改正されない
(その逆もあり得るが、護憲政党が与党となれば発議が難しくなるので、想定しづらい)。
それは、繰り返すように96条1項を一目読めば一瞬で理解できることなのだが、
なぜか「改正を阻止する」と選挙戦において声高に主張する人々は後を絶たない
(以前も触れた通り、政治家は意図的に誤導を企てているのかもしれないが)。
スピリッツのこの号を買った初めて選挙に行く若者がこの付録で条文を読めば、そうした誤解をする心配はなくなり、
憲法改正を対立軸に据えるおかしな政党に投票する事態はなくなる。
その意味で、このニュースはいいことのような気がするのである。
【今日のまとめ】
最初「前文」だけかと思ってしまった。というわけで。
- 2016/06/30(木) 22:52:21|
- 日記
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0