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津田大介「動員の革命」を読んだ

僕がメールマガジンを始めるきっかけにもなった
メディアアクティビスト・津田大介氏の新著が出たので早速購入し、一気に読了。

津田さんが前著「情報の呼吸法」やメールマガジン、各種インタビューなどで
一貫して主張し続けている内容
(僕はここがこの人のすごいところだと思っていて、
中立性・透明性をイメージとして醸し出しながらも軸がまったくブレない!)
の中から
特にソーシャルメディアを活用した「動員」にフォーカスを当てたという感じ。

そういう意味では僕を含む津田さんのファンにとってはあまり新しい内容はないんだけど、
逆に言えば、これと「情報の呼吸法」を併せて読むことで
彼の最近の主張がかなりスムーズに分かるので
最近始まったNHKの番組あたりで
津田さんに興味を持った人たちにはかなりおすすめ。

僕のメールマガジンVol.4の
トーニャハーディングさんとの対談でも言ったことだけど、
今は良い意味でも悪い意味でも「言い訳のできない時代」だと思っている。
何か発言したければそれを実現できるプラットフォームは揃っているし、
大抵が無料だ。
しかもほとんどの環境でそれが可能。Twitterなどは震災の直後でも支障なく動いていた。

そんな現在では、「できない」と「やらない(だけ)」が限りなくイコールに近づいてきていて、
他方で、「俺には道具がないからできないんだ」という悲しい言い訳をする必要もなくなった。
やればいいだけなのだから。
そこに金銭面や社会的ステータスによる差別はない。

まあその結果として、確実に「行動する人には優しく、行動しない人には厳しい」時代になりつつあるし、
自分の活動や作品に対する魅力のなさが、
ビューアー数などの数値で明確に分かってしまうという残酷さも伴うのだが…

そう思っている中で、前述した津田さんの一連の主張や発言にはかなり納得させられるところがあって、
昨日こんなツイート(https://twitter.com/#!/fdrbdr/status/188577879565676544)をしたところ、
津田さんご本人から非公式RTでお墨付きをいただいた。

とにかく「行動しろ!」と。
行動にも種類はあるし、それがどんなものになるかは人によって変わってくるだろうけれど
繰り返すように、「行動したいのだけど何もできない」という悲劇はもう起こらない。
「何かやりたい」と思ったら、Twitterでも何でもいい、まずそれを外に示せばいい。
あとはその活動自身の魅力や「伝えたい」という気持ちが強ければ
人は集まってくる。

そんなことを改めて教えてくれる良著。
モーリー・ロバートソン氏や宇川直宏氏、家入一真氏との対談では、彼らのような先駆者たちも
こうした考えが誤りではないことを裏打ちしてくれる。オススメ。



というわけで。







  1. 2012/04/08(日) 19:16:36|
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  3. | コメント:0

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