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怠惰と汗と現実と

キムラヤスヒロ(鳩)公式ブログ

限界集落を21世紀型の「新しき村」に

「限界集落」という言葉がある。
人口の半数以上が跡継ぎのいない高齢者となり、今後の存続が危ぶまれる集落のこと。

現時点では限界自治体(限界集落の高次概念)は一つだが、
2030年には144自治体が限界自治体となるという
(Wikipedia「限界集落」参照)。

要するに、「ムラが消えてしまう」ということ。

これに関して何か面白いことができないかなというのが最近の関心事で、ふと思いついたのが
「無くなりかけている集落の土地を安く借りたり貰ったりして、
SOHO村みたいなものを作る」というもの。

観光地化で何とか持ち直した集落なんかは実際あって(この「集落丸山」などもそうらしい)
まず理論的に居住者のいなくなった民家や土地を
ある程度のまとまりで買ったり借りたりすることは充分可能なよう。

で、そういう観光地化も良いとは思うんだけど、
それはちょっと消費されやすいんじゃないかな、と思ってしまう部分がある。
飽きられてしまって人が来なくなったら、と考えると。

そんな中、最近ではインターネットで完結できる仕事をするフリーランスのクリエイターが増えてきていて、
今後も明らかに増えていく。

例えば音楽家のまつきあゆむ氏みたいな作品の作り方・売り方をしている人だったら、
個人の好き嫌いは別として、
東京やその他の都市圏に住んでいなくてはいけない必要性も特にないように感じる。
原稿や作品データはメールで送れるし、編集者や担当との連絡も
Skypeでも何でも、いくらでも取れる。

むしろ東京じゃなく、
とにかく広い敷地で、
夜まで楽器を鳴らしても怒られなくて、
騒音に悩まされずに文章を書いたりデザインをできる、
そんな場所の方がクリエイター達には向いてるんじゃないの?と。

遊びたかったり飲みたかったりすればその時は都会に出ればいいし、
毎日出るのでなければ、首都圏の家賃相場なんかを考えると
さほど金銭的負担も変わらないか、むしろ安くなるんじゃないかとも思える
(もちろん限界集落を安く借りることができるという前提ありきだけど)。

あるいは音楽村みたいなものでもいい。
クラブのオールナイトイベントには騒音問題がつきまとうけど、
そもそもクラブイベントが好きな人間しかいない村なら端から問題にならない。
フジロックうるさい、って言う人はいないよね。

ということで、そういう人たちが集住する場所をこの限界集落に作れないかな、と。
観光地化より消費されにくいはず。

まだ机上のものだけど、割と面白い考え方じゃなかろうか。

というわけで。

  1. 2012/02/14(火) 20:24:05|
  2. 日記
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