



ここ数日の暖かさもあり、庭の梅の花が一気に咲いた。
満開とまではいかないが、八分咲きといったところだろう。
花の香りがほんのりと香り、ときには鳥がついばみに来る。
その鳥がどこかに糞を落とし、そこから梅の木が生えることもあるのだから、生命とはよくできたものだ。
正確な樹齢はわからないが、この梅の木はかなりの古木だ。
一般的な梅の木の寿命をはるかに超えても、毎年花を咲かせ続けている。
オレの生まれるずっと前から「生き抜く」というオレの目標を達成し続けている、先生のような存在だ。
庭で梅の花見ができるというのは、きっと恵まれた環境なのだろう。
その恩恵を存分に活かし、この春を楽しむ一助としたい。
【今日のまとめ】
桜よりも好きだ。というわけで。
- 2023/03/04(土) 23:02:52|
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庭の柿がすっかり赤くなった。
まだ10月上旬であることを考えればやや早い気もする。
今年は暑くなるのが早かったから、その影響もあるかもしれない。
先日、いち早く赤くなった初物を食べてみたが、なかなかの甘さだった。
オレは市販の柿を食べることがほとんどないので違いはわからないが、いい味をしていると思う。
この柿もそうだが、オレの家では庭で蜜柑や柚子も採れるので、
それらを外で買うということがほとんどない。
昔からそれが当たり前だったのでそのありがたみになかなか気づかなかったが、
それが普通ではないとわかってからは、その環境に感謝するようになった。
なんでもかんでも自給自足すればいいというものではないが、家にあるものを消費するのは悪くない。
今年もありがたくこの柿をいただこうと思う。
【今日のまとめ】
昔はキウイフルーツの木もあったのだが。というわけで。
- 2022/10/09(日) 23:50:37|
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先日のエントリで庭の金木犀の話をしたが、
きょう庭に出てみるとほぼ満開のタイミングになっていたので、写真に収めておいた。
街を歩いていても、ここまで画角がオレンジ色で埋め尽くされる咲き方はなかなかないように思う。
最近は金木犀のフレグランスが流行しており、オレも使っているが、
やはり天然の金木犀の香りがいちばん落ち着くように思う。
この香りを味わえる期間もそう長くはない。
家にいるときは窓を開けて、その特徴的な芳香を堪能したい。
【今日のまとめ】
虫食いはご愛嬌。というわけで。
- 2022/10/01(土) 23:51:31|
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クサガメを飼っている。
名を「亀井」という。
飼うに至ったきっかけは「庭で拾った」というにわかに信じがたいものなのだが、
これが真実なのだから致し方ない。
拾ったのは2017年の9月上旬だから、あと少しでオレの家に来て5年になる。
ゲリラ豪雨が去ったあとのよく晴れた夕方、庭を歩いているのをたまたま見つけ、なりゆきで飼うことになったのだった。
大きな病気もなくすくすくと育ち、ずいぶん大きくなった。
亀井はどうやらオスで、オスのクサガメはほぼすべてが成長すると体色が黒くなるそうだが、
亀井はまだ、皮膚や甲羅の黄色い模様がしっかり残っている。
しかし、先日久々に撮影した亀井の写真を以前のものと見比べると、いまのほうが甲羅がいくぶん黒ずんでいるように見える。
しばらく見ないと急に大きくなったように見える子供でも、毎日会っているとその成長になかなか気付かないように、
オレは毎日亀井を見ているから、その変化にも気付かなかったのかもしれない。
クサガメは寿命の長い生き物で、病気をしなければ20年ほど生きることもあるという。
もしオレが途中で死んでしまっては、水槽の中にいる亀井も生きられなくなってしまう。
勝手に拾っておいて、結果的に見殺しにしてしまうというわけにはいかない。
亀井のためにも、オレは生き抜かなければならないのだ。
【今日のまとめ】
動きの速さはクサガメ中でも随一。
というわけで。
- 2022/08/22(月) 19:12:38|
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庭で飼っている数匹のメダカの長老が、けさ死んでいた。
水底に静かに沈んでおり、はじめは休んでいるのかと思ったが、
少し薄くなったその体色を見れば、すでに事切れているのは明らかだった。
ふつう、メダカは死ぬと水面に浮かんでくるが、長老は眠るように死んだ。
メダカの寿命は2、3年だが、長老は短く見積もってももう5年は生きていた。
急死などではなく、天寿を全うして力尽きたのだろう。
長老の亡骸をすくい上げ、庭の柿の木の下に埋め、手を合わせた。
ちょうど盆で先祖も帰ってきているから、道案内をしてくれるだろう。
あすは終戦記念日だ。
我々がこの長老のメダカのように天寿を全うできることに、あらためて思いを馳せなければならない。
【今日のまとめ】
お疲れ様でした。というわけで。
- 2022/08/14(日) 21:56:58|
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