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怠惰と汗と現実と

キムラヤスヒロ(鳩)公式ブログ

ジャパンカップが終わった

ジャパンカップが終わった。

想像を超える内容のレースだった。

オレは個人的に、三冠馬がすべて「飛ぶ」パターンもあり得ると踏んでいたのだが、
そんな愚かな予想をした自分を殴りつけたくなるほど、現実はきれいに収まった。

ヨシオは名付け親の魂を背負ってしっかりと出ていき、
それに刺激されたかのごとく大逃げを打ったキセキの生み出した厳しい流れ。
「自分には来週もあるから」と言わんかのごとく、ヨシオは3コーナーで退場した。

直線、アーモンドアイがワンテンポ待って淡々と前を捉えるのはいつもの動き。
一番熱かったのは、直線の入り口でコントレイルとデアリングタクトが併せながら外を追い込んでくるシーンだった
(デアリングタクトは途中で内に入っていったが、この馬は狭いところに入れたほうがいい理由でもあるのだろうか)。
キセキがまだリードを保っていたのでカメラワークが遠巻きになったのが残念だが、それもまた競馬だ。

「府中ばかり使う」という己のスタンスを貫きつつ、それでいて最強を証明したアーモンドアイ。
これだけ強ければ、もはや、「府中だけ」とか、「有馬も勝たないと認めない」とは言わせないだろう。

アーモンドアイの強さの一方で、コントレイルもデアリングタクトも強かった。
特にコントレイルは、厳しいローテーションで出走した中での2着だ。
競馬にタラレバは厳禁だが、アーモンドアイが天皇賞をラストランにしていれば...と思う人もいるかもしれない。

確かに、今後コントレイルやデアリングタクトがいくら大レースを勝っても、
「この前にアーモンドアイがいたんだよな」と言われてしまうという点では、少し不憫だ。
もっとも、彼らは3歳馬であり、まだ成長できる。
まだ、「史上最強馬」の称号を奪い取るかもしれないだけの素質が、この2頭の三冠馬には眠っている。

このレースを現地で観られなかったことが、今年もっとも寂しい出来事かもしれない。
そう思ってしまうほどの名勝負が、ここにあった。

【今日のまとめ】
来週はヨシオを穴狙い。


というわけで。
  1. 2020/11/29(日) 23:18:59|
  2. 競馬
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ヨシオが走る

先日のエントリで、ヨシオ号のジャパンカップ出走について書いたが、
仲山元オーナーと懇意にされていた「ニシノ」の西山茂行オーナーが、委細を知る立場からのエントリを記していた。

すごいジャパンカップ|西山牧場オーナーの(笑)気分

やはり、ヨシオは名付け親である仲山元オーナーの魂を背負ってジャパンカップを走るのであった。
オレの憶測ではなく、西山氏がそう書いている。

ヨシオが未勝利で連闘を繰り返していたころ、
その使い方に対して陣営やオーナーを批判する意見を多く目にした。
しかし、自分の名をつけた馬を苦しめる事などするはずがない。
単に、ヨシオがそういった使い方に耐えるタフな馬であり、それに向いていたというだけの話だ
(事実、同じく仲山元オーナーが所有していたヨシオの兄弟たちは同じような使われ方をしていない)。
結果的にヨシオは順調に勝ち上がり、大きな怪我もないままオープン馬に登りつめ、明日のジャパンカップに出走する。

69戦目にして立つ大舞台は、亡きオーナーに捧げる鎮魂歌となる。
明日、ヨシオはおそらく勝てないだろう。
だが、勝利より重要なことも、ときにはある。

【今日のまとめ】
ノリミは繁殖入りしたのだろうか。

というわけで。
  1. 2020/11/28(土) 22:33:27|
  2. 競馬
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ヨシオ

ヨシオという馬が、来週のジャパンカップに登録している。
ヨシオの所属する森厩舎がよく行う、少しでも金を稼ぐための記念出走であると言われており
(一昨年の弥生賞に出走したヘヴィータンクがその一例だ)、
メンバーのレベルを考えても実際のところそうなのだろう。

しかし、ヨシオはデビュー時から応援していた馬なので
(当時、このブログにエントリも書いた)、
もしヨシオが本当にジャパンカップに出走するなら、胸が熱くなる。

JRAの育成牧場で生まれたヨシオは、購入した仲山オーナーの名前を取り「ヨシオ」と名付けられた。
当初はその厳しいローテーションからインターネット上でネタ扱いされていたが、
毎回堅実な成績を収め、翌年にはついに勝ち上がる。
その後も、相変わらずの厳しいローテーションの中で着実に勝利を積み重ね、
2018年には交流重賞で2度馬券に絡み、今年の年明けにはオープン競走も勝利した。

途中、名付け親であり同じ名前を持つ仲山オーナーの死があった。
早逝したオーナーの名前を受け継ぎ、ついにはオープン馬となったヨシオ。

彼に2度騎乗したことのあるドイツのミナリク騎手は、落馬事故がきっかけで先日引退を発表した。
SNSで見た、ヨシオの馬上で微笑むミナリク騎手の写真をいまだによく覚えている。

ジャパンカップの出走メンバーの中には、丸4年勝利していない馬もいる。
その中で、今年オープンを勝利しているヨシオが出ることは、恥ずかしくもなんともない。

さまざまな人の想いを乗せて、ヨシオは初めての大舞台に挑む。
それは、たとえ記念出走であったとしても、笑うべきものではない。

【今日のまとめ】
現地で見られれば最高だったが。


というわけで。
  1. 2020/11/22(日) 20:47:04|
  2. 競馬
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ビワハヤヒデが死んだ

ビワハヤヒデが死んだ。
現在では「ナリタブライアンの兄」として語られることの多い馬だが、
その戦績の安定感では弟を上回っていたと思う。

ビワハヤヒデといえば岸滋彦のエピソードだ。
岸は共同通信杯の敗戦が原因でビワハヤヒデから降ろされることになる。
当時、同期の岡潤一郎の死で悲しみに暮れていた岸にとって、それはどれほど辛い出来事だっただろう。

ビワハヤヒデは紆余曲折があって岡部幸雄に乗り替わった。
当時は東西の騎手の、とりわけ若手とベテラン勢いの関係性が今ほど良くなかった時代である。

この乗り替わりがナリタタイシンの武豊を奮起させ、皐月賞はいわば「敵討ち」のような一戦となった。
関西の若手を代表する騎手であった武は、中山二千では掟破りの後方一気でビワハヤヒデを一刀両断した。
映像でも武のすさまじい気迫が伝わってくる。
関東のベテランに、このレースだけは負けるわけにいかなかったのだ。


柴田政人のダービー制覇は言うまでもないことだが、
この1993年世代のクラシックは、競馬のドラマを教えてくれる。
競馬にはサラブレッドの血のドラマだけでなく、人間たちのドラマもあるのだ。

ビワハヤヒデの訃報を聞いて、そんなことをあらためて思った。
どうか安らかに眠ってほしい。

【今日のまとめ】
ビワは旧勝負服のほうが好き。


というわけで。
  1. 2020/07/21(火) 21:57:24|
  2. 競馬
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アーモンドアイが挑む

明日の安田記念で、アーモンドアイがGI(G1)8勝目に挑戦する。
これは素直に凄いことだ。

芝のGI(G1)レースを7勝した馬はアーモンドアイを除いて過去に6頭いるが、
そのうち、ディープインパクト、ジェンティルドンナ、キタサンブラックは7勝目がラストランであった。
ウオッカは結果的なラストランがG3(ドバイのレースであるため、GIIIではなくG3)であるため、
GI(G1)8勝目に実際に挑んだ馬は過去にシンボリルドルフとテイエムオペラオーの二頭だけである。

アーモンドアイのGI(G1)7勝は牝馬限定戦を4つ含み、また東京競馬場でのレースを4つ含んでいるため、
数稼ぎであって価値が低いという意見も目にする。
しかし、価値が低く簡単なのであれば、どうしてこれまでにそれを達成した馬がいないのだろうか。
困難であるからこそ前人未到の記録となっているのだ。

明日は良馬場だろうが、きょう多少雨が降ったこともあり、もしかするとパンパンの状態ではないかもしれない。
しかし、シンザン記念を思い起こせば、アーモンドアイはむしろ渋っている馬場のほうが強いくらいであり、不安要素は特にない。
ここは、粗探しをするよりも、お祭り騒ぎに乗るほうが面白そうだ。

【今日のまとめ】
コパノリッキーやヴァーミリアンは好きだが。


というわけで。
  1. 2020/06/06(土) 22:31:58|
  2. 競馬
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「主に、オレの望みと喜びで。」

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