神戸で男がホームから電車に飛び込み、フロントガラスを突き破って死んだというニュースを目にした。
おそらくは自殺が目的だろう。
男も本当なら線路に飛び込みたかったのだろうが、
ホームから線路へはかなりの高さがある。
たとえ電車が来ていなくとも、勢いよく飛び降りれば骨折するだろう。
いくらこれから死ぬという決意があっても、なかなか難しかったのだと思われる。
単に、通過する新快速が彼の想像よりも速すぎたのかもしれないが。
以前のエントリでも書いたが、
SNSでこの事件に関する反応を見ると、
やはり、「死ぬなら一人で死ね」という主張を多く目にする。
今回、この男が飛び込んだことで死者は出なかったが、複数の怪我人が出た。
他人に迷惑をかけるな、という主張それ自体は、理解できなくもない。
しかし、まず真っ先に「死ぬな」と言えないのが寂しく、そして悲しい。
コロナ禍において自殺者の増加が問題となっているが、
「死ぬなら一人で死ね」というのは、修飾語を除けば「死ね」と言っているのと同じである
(既に死んだ人間に対する「死ね」が何の意味もないという話は、以前にしたので置いておく)。
自殺者が増えている状況で、死のうとする、あるいはした人間に対して真っ先に出る言葉が
「死ぬな」ではなく「死ね」であるならば、この傾向はしばらく変わらないだろう。
ショーペンハウエルがどう言ったか知らないが、現代において自殺は悪である。
それを決行した人々を責める気はないし、責めても仕方がないが、
まだ生きていて、それを決行しようとしている人々を、オレたちは止めなければいけない。
【今日のまとめ】
お悔やみ申し上げる。というわけで。
- 2021/02/26(金) 20:45:39|
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きのうのエントリにも書いたが、三寒四温とはよく言ったものだ。
少し暖かくなったかと思えば、またすぐに冬の寒さが戻ってくる。
とりわけ今年は、一度訪れた暖かさが四月並みだったせいか、花粉の量がやたらと多い。
冬の朝の気温の低さでただでさえ鼻水が出るのに、
そこに花粉が掛け合わされるのだから冗談ではない。
朝の電車で眠っていると、自分の手足の冷たさで目が覚める。
オレは冷え性なのだが、コロナ禍以降の電車は朝でも窓が開いている。
満員電車なら人の体温で多少は楽になるが、朝はまだ電車も空いているので、外気の冷たさが勝ってしまう。
サウナにこれだけ通っているのだから、そろそろ冷え性くらいは改善されてほしいのだが、
残念ながらサウナは薬でも医療でもない。
もう少し季節が進めば、花粉はさておき、多少は過ごしやすくなる。
手袋もマフラーもなく、スーツだけで暑くも寒くもなく出勤できる季節を、オレは待ち焦がれている。
【今日のまとめ】
車の中だけはもう暑い。
というわけで。
- 2021/02/25(木) 18:59:41|
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先日、友人と弁当を食べる機会があった。
食べ始めてから、オレは飲み物がないことに気付き、途中で自販機に買いに行った。
何か飲み物はいるか、とその友人に聞くと、
その友人は、食事中に飲み物を飲む習慣がないのでいらない、と答えたのだった。
オレはカルチャーショックを受けた。
食事は飲み物を合間に飲みながらするものだと思っていたからだ。
その後、Twiterでアンケートを取ってみると、
3割近くの人が、食事中に飲み物を飲まないらしい。
食事中に飲み物を飲むのは、オレが当たり前だと思っていただけで、そうでもないようだ。
しかし、食事中に飲み物を飲まないという人は、
マクドナルドでセットを注文しても、コーラは食後まで飲まないのだろうか
(この質問に関して、「コーラなら途中で飲む」という回答もあったが、
それが食事中に飲まない人々の総意かどうかはわからない)。
もっとも、レストランで飲み物を注文すると、「食前か食後か」という質問もある。
これは、「食後まで飲み物は飲まない」という人が存在する前提なのかもしれない
(もっとも、水は出てくるので、違うかもしれないが)。
マナーや消化の面で食事中の飲み物はいけないのかと思い、検索もしてみたが、
特にそういうこともないらしい。
単に、個々の育ってきた環境が、食事中に飲み物を飲む環境だったか、そうでないかの違いのようだ。
オレ個人についていえば、やはり飲み物のない食事は辛い。
別に飲み物で食事を流し込むわけではなく、飲み込んでから飲み物を飲むだけであるが、
飲み物がないと舌がずっと同じ味を感じ続け、食事が単調に思える。
チェイサーとして、水やお茶くらいは必要ではなかろうかと思う
(そもそも、烏龍茶などは、食事をしながら飲むもののはずだ)。
勘違いしないで欲しいが、オレは「飲まない派」の人々を糾弾するつもりも批判するつもりもない。
単純に、そういう人々の存在にカルチャーショックを受けただけだ。
【今日のまとめ】
酒についてはまた違うという。というわけで。
- 2021/02/24(水) 22:01:22|
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すっかり暖かくなった。
明日はまた寒いそうで、まさしく三寒四温であるが、
たとえ「四温」であれ、週のうちに暖かい日が増えてくるのはありがたい限りだ。
しかし、暖かくなるということは、花粉が飛びはじめるということでもある。
ここ数日の暖かさでスギ花粉が一気に飛散し、花粉症のオレはすっかりやられている。
昨年から始めた「少し早めに薬を飲み始める」という作戦のおかげで比較的落ち着いてはいるが、
それでも花粉のダメージがゼロになるわけではなく、
くしゃみや鼻水は出るし、目はかゆくなる。
アレルギーは食生活がうんぬん、という話は耳が痛くなるほど聞いた。
それが間違いだとは思っていないが、
それだけで花粉症が治るなら、世に花粉症で苦しむ人間はこれほどいないだろう。
もはや努力だけでどうにかできる問題ではない。
スギを尽く伐採することが倫理的にどうなのかはわからないが、
少なくとも、一箇所にまとめたり、人為的に植林したものを減らすくらいはしてほしいと思う。
コロナ対策は重要だが、花粉対策も国を挙げて取り組んでほしいものだ。
【今日のまとめ】
ビラノアは文明の利器。というわけで。
- 2021/02/23(火) 19:58:41|
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ある自治体が、新型コロナウイルスのワクチンを接種した人に地域の商品券を配る。
そんなニュースを目にした。
羨ましい話だとは思うが、それによって接種を受ける人が増えるとは思えない。
ワクチンを打ってほしい人は、たとえ何ももらえなくても接種に来る。
商品券がもらえればもちろん嬉しいだろうが、
接種の目的は感染予防なので、商品券のインセンティブは無関係だ。
他方で、ワクチンを打たれたくない人は、商品券を配ったところで接種には来ない。
彼らが接種を拒否する理由は副作用や陰謀論的なものなので、
そうした理由は金銭的なインセンティブによって解消されるものではないからだ。
むしろ、彼らからすれば、「金で人体実験をしようとしている」とでも映るだろう。
Twitterでは、このニュースのツイートに「100億円もらっても行かない」とリプライしている人間すら目にした。
ワクチンを打っても打たなくても人間はいずれ死ぬので、
それなら短期的な死のリスクを低減できる接種をしたほうがいいに決まっているが、
そうした理屈を反ワクチンの人間に説いたところで通じない。
残念ながら、商品券は何の役にも立たないだろう。
【今日のまとめ】
オレはもちろん欲しいが。というわけで。
- 2021/02/20(土) 20:00:00|
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