怠惰と汗と現実と

キムラヤスヒロ(鳩)公式ブログ

表明するか否かを選択するスキル

あるアナウンサーが、人工透析患者に対する過激なタイトルのブログエントリを批判され、出演している番組を降板したとのニュースを目にした。
彼はもともと過激な発言をすることで有名で、それが人気を集めている理由でもあったと思われるが、
今回ははっきりと「殺せ」という文言がタイトルに含まれていて、反発も大きかったことが容易に想像できる。

不思議なのが、大手テレビ局に所属したこともあり、現在も多くのメディアで活躍する彼が、
なぜ「周囲の人間がこれを見てどう思うか」という想像ができなかったのかという点だ。

ある論点について自身の考えを持つことは自由で、かつそれが数式や科学的現象でもない限り、そこに正解不正解はない。
人工透析が必要になったのは自己責任で、勝手に死ねばいいと考えるのも、
特定個人の攻撃に当たらない限りでは当人の自由だろう。
オレは他人に興味がないし、彼がどう考えていようと勝手なので、その考えに同調も反発もしない。

しかし、たとえいくら考えるのが自由だとしても、
その考えを表明した時に周囲の人間がそれを聞いてどう考えるかを意識し、表明するか否かを選択することは必要不可欠で、生きるためのスキルだと言ってもいい。
「こう思うが、これを言ったら干されてしまうだろうから言わない」という選択をすることは、
時に批判されることもあるが、それは恥じるべきことではなく、無駄な消耗を避けるための素晴らしい手段だとオレは思う。

多くのメディアに出演してきた彼なら、自己責任での人工透析患者は死ねという発言をすれば猛反発を招くことは容易に想定できただろう。それは一般人でも分かることだ。
なのになぜ、そのようなことを書いたのだろうか。
これがもし、猛反発を招いて失職しようとも伝えたい内容があってそうしたというのなら分かるが、
一連の騒動における彼の反論を見るに、彼にそのような意図があったとは思えない。
むしろ、周囲がなぜ猛反発するのか、本気で分かっていない様子すら感じる。
曲がりなりにも世渡りが上手かった結果アナウンサーを務めているはずの人間がなぜそうしたのか、本当に不思議だ。

【今日のまとめ】
競馬実況は悪くなかった。


というわけで。
  1. 2016/10/01(土) 00:08:59|
  2. 日記
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同窓の親近感

先日、「岩下の新生姜ミュージアム」という場所に行った。
岩下食品が開設した、自社の新生姜の歴史や栽培・製造方法について紹介する博物館で、
カフェスペースで新生姜を使用したメニュー(新生姜アイスコーヒーというものまである)を飲食できたり、
ステージで音楽イベントを楽しむことができるいい場所だった。

SNSなどを用いた新生姜のPRに熱心に取り組まれているのは現社長だが、
館内の展示で社長のプロフィールを見ていたら、同じ大学のOBだったので勝手ながら親近感が沸いた。
自分が現役の学生だった頃は、
OBが「同じ大学出身というだけでも親近感が湧く」などと言っているのを聞いても、そんなことがあるものかと思っていたが、
自分もいざ卒業して数年経ってみると、同じように感じているのだから不思議なものだ。

やはり、「同じ場所で学んだ」という事実は、それだけで大きい。
たとえその人の人となりが分からずとも、「自分が授業を受けたあの教室でこの人も授業を受けた」と想像するだけで、
その人のかつての姿を漠然とではあるがイメージできるからだ。
もちろんそれは勝手なイメージにすぎないが、それでも、少なくとも「得体の知れない人」ではない。
自分と同じようにここで学び卒業した、という事実が、それを裏付けるのだ。

オレは塾歌も「若き血」も満足に歌えないのだが、今になってそれを少しもったいなく思う。

【今日のまとめ】
連合三田会は純粋に楽しい。


というわけで。
  1. 2016/09/29(木) 23:29:19|
  2. 日記
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  4. | コメント:0

客だって人間だ

お客様は神様ではない、とよく言われる。
サービス業などで、店の側が客の要望をできるだけ聞こうとしてくれることを利用し無理難題やクレームをふっかけてくる客に対し、
かつて盛んに言われた「お客様は神様です」をもじり、
客は神様ではないのだから何でも言えるわけではないし、店の側も断る権利があるということを表現した言葉だ。

オレはそれはまったく正しいと思う。
客はあくまで客なので、店が行わないサービスを提供するように強制する権利などないし、
金を払ったのだからやってもらって当然という態度も、人間として品格がない。
そのような人間は日頃から何かに苛立っていることが多いから、必然的に無駄な消耗が増え、今後いち早く淘汰されることになる。

しかし、お客様が神様ではないということを曲解し、
客を人間扱いしないようなサービス業も散見されるのも事実だ。
店員の態度がぞんざいであったり、
ぞんざいなだけならばまだいいが、注文を間違えたのに何の謝罪もないとか、店側から逆にクレームを付けてくるような店がある。
客は確かに神様ではないが、人間である。
態度や言葉遣いが完璧であることまでは求めないが、せめて支払った対価に見合う程度のサービスは提供してほしい。

【今日のまとめ】
緊張感が売りになっている店は許す。


というわけで。
  1. 2016/09/28(水) 15:58:36|
  2. 日記
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変化しない、という最大の変化

きょう予約していた iPhone 7 が届き、SIMカードを差し替えてiPhone 6 からのバックアップを復元し、早速使用し始めた。
その iPhone 7 を使ってみて感じたのは、「iPhone 6 と変わらない」ということだ。
もちろん、イヤホン端子の廃止、ホームボタンの仕様の変更、防水機能の追加など、目玉といえる変更点は多々あるのだが、
普通に使用する分には、特に iPhone 6 と変わらないのである。
オレは、その変わらなさに、この iPhone 7 の凄さを感じる。

これまでの iPhone は、モデルチェンジの度、本体の形状やサイズなどがはっきりと変化してきた。
だが、 iPhone 7 は、iPhone 6 や 6s と同じサイズだし、外見もそう大きくは違わない。
下手をすればマイナーチェンジと言われかねないほどだ。
しかしそれは、ついに iPhone が「変わらないこと」に変化を見出し始めたということで、それこそが本当の洗練だとオレは思う。

世の中は常に変化しているから、物事は何もしなければ勝手に変化する。
大きく変わることは凄いことのようにも思えるが、実はそれこそが普通なのだ。
つまり、一見変化していないように見えるということは、
自然に変化してしまうことに抗い、絶えず変化し続けていることの裏返しでもある。
洗練された究極形を見付け、その究極形であり続けるべく変化し続ける。
iPhone 6 と iPhone 7 の変わらなさに、オレは過去最大の変化、そして iPhone が究極形に達したという事実を見た。

【今日のまとめ】
今回こそは落とさない。


というわけで。
  1. 2016/09/27(火) 23:14:07|
  2. ガジェット
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慣れた環境を失う不安感

数年間使用しているデスクトップPCの調子がここ数日で悪くなり、満足に画像を開くことすら難しい状況になってしまった。
そのため、久々にこのエントリはスマートフォンを使って書いているのだが、
このエントリを書きながらも、PCをどうすべきかで悩んでいる。

これを機にMacマシンに乗り換えるというのは魅力的な選択肢だ。
オレは基本的にインターネットができればそれで構わないので、Mac miniに外付けのハードディスクを接続して運用すればあまり問題がない。
iTunesなどの音楽データをどうするかが悩ましいが、共用のフォーマットに設定した上で何とかデータを吸い出し、Mac側に取り込むしかないだろう。
しかし、よりによってメールマガジンの発行まであと数日しかない。
今から購入し設定を終えたとしても数日はかかるだろうし、少なくとも最新号に関しては今のPCで作成するしかないだろうが、
上述の通り、それも可能かどうか怪しいレベルである。
いざとなればフォーマットを変えた上でスマートフォンで原稿を作成することにするが、やはりモチベーションは上がりにくいだろう。

人間、何かに慣れてしまうと、その慣れた環境が利用できない時に猛烈な不安感に駆られるものだ。
いまオレはまさにそうした状況に置かれているわけだが、
不安になっている場合ではないのもまた事実だ。

【今日のまとめ】
とりあえずポチるしかない。

というわけで。
  1. 2016/09/26(月) 21:04:17|
  2. 日記
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